私の障害は統合失調症という病気です。前職では幻聴が聞こえてきて、「自分は正しい。だから何をやっても大丈夫だ。」と勘違いして色々な人達にご迷惑をおかけしました。そうなると人の目や顔色が気になり働きづらさを感じました。また「働かなくても大丈夫、なんとかなる。」などという幻聴も聞こえてきて、徐々にお金が無くなり、家賃を滞納してしまいました。その支払いなど両親にはすごく迷惑をかけました。
幻聴が自分に都合のいい事を言ってくるので周りの人達とコミュニケーションを取る事がおろそかになる事も多くなっていました。 しかし、新大阪事業所で実際の職場にみたてた業務訓練に入るようになり、同じ作業する仲間達とコミュニケーションを取るようになりました。コミュニケーションがなければ業務が回らないし、暗い雰囲気が苦手だったので楽しい雰囲気にするには自分から発信してコミュニケーションが必要ということを学びました。
初めは業務訓練に入ることに抵抗があったのですが、一日でも早く就職するために参加した方がいいと助言を受け参加することになりました。結果それが病気の克服とコミュニケーションを取ることに繋がりました。また、レクリエーションも最初はあまり乗り気ではなかったのですが、担当支援員の盛り上げてくれようとする姿が面白く、参加するようになりました。コミュニケーションの回数も増えてたくさんの人と話せるようになりました。
コネクトに入って企業に実習に行かせて頂き,そこには色々な重度の障害を持っている方がいらっしゃいました。しかしその方たちはそれに甘えず、もしかしたら、僕のように障害があまり重くない人より仕事ができるのではないかと思いました。
厳しいこともあるかもしれませんが障害はハンデではないのかもと一緒に働いて感じました。僕は障害は決して逃げるためのものではないと思い直すことが出来ました。
私は特例子会社に就職しました。今まで事務作業をしたことがなかったのですが、スキルアップも視野に入れこの会社を選びました。パソコンの入力と書類のスキャンのお仕事をさせて頂くことになりました。実習の際、パソコンの使い方等に不安がありどうしようかと悩みましたが、上司の方も期待して下さったので一度その世界に飛び込んでみようと思うことが出来ました。
コネクトは自信を与えてくれる場所だと感じました。当初は病気の事もあり、仕事のトラブルなどで自信を失っていました。しかし、訓練で支援員の方に「この作業が速いですね。」や「この作業はここが良かったですよ。」など適性を見て褒めて頂きました。自分に何が向いているかを知れて、自信がつきました。
一番の夢は声優になる事なのですが、狭き門なのでまずは両親を安心させてあげるためにも正社員になる事が今の目標です。コネクトに通い、自分には何が向いているのかわかったのでこれを軸にステップアップしていければいいなと思っています。これからも苦しい事や辛い事がたくさんあると思いますがコネクトで学んだ事を思い出し、精一杯物事に取り組んでいきたいと思います。
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