・就労移行支援事業所って何をするところ?
・支援員ってどんな仕事なの?
と、ご存知でない方もたくさんいらっしゃるかと思います。そこで今回は、就労支援員のお仕事の一部を紹介させていただきます。
就職活動開始からの専門家
例えば、就職先を選ぶとき、通勤の道のりに難しさを感じることはありませんか?
複雑な乗り換えはまさにこれに当たると思います。
通勤は、毎日必要なことですが、いざ就職活動!という時までは、訓練がしたくても出来ないもの。
なのに、就職先を決める大きなポイントにもなるはずです。
このような場面で、通勤への問題を一緒に解決することも、就労支援員のお仕事になります。
では具体的に、どのように通勤の支援をしているのか。最近あった事例からお伝えします。
体験型の支援
先日、大阪府非常勤作業員採用選考へ応募された方がおられました。
こちらの選考では、採用後
・咲洲庁舎
・ハートオフィス
のどちらかでの就労が決まるため、もし咲洲庁舎に受かった場合、すご~く複雑な乗り換えが必要になられる方でした。
もちろん、事前学習もしますが、最初にも書いた通り、乗り換えは意外に難しいもの。
なのでそんな時には、実際に乗って(体験して)みることで理解を深めます。
目的地は南港の大阪府咲洲庁舎です。
大阪メトロ御堂筋新大阪駅を出発
↓
本町駅で中央線に乗り換え
↓
終着コスモスクエア駅で下車
↓
ニュートラムでトレードセンター前駅にて到着。
ややこしいですね・・・
また、道中電車の線の判断がしやすいように、御堂筋線は赤色、中央線は緑色、ニュートラムは水色と、直感的な視覚情報も説明し、より理解を深めてもらいました。
一度で覚えられればそれに越したことはないのですが、最低でもここに通えるかどうかの判断材料になるようにというのが、最初の支援目標でもあります。
なんにせよ、新大阪駅からは3本の電車を乗り継いで約1時間。ようやく到着し、プチ遠足気分でした。ふぅ~
今回はこねくとからの経路となり、二次面接を想定した形ですが、もちろん、利用者さんの自宅からもいくつかイメージできるポイントを通っていますので、通勤の問題解決に繋がれば嬉しいです。
また、今回は面接での通勤支援だったので、もちろん面接時のサポートもさせてもらいました。
休憩時間に緊張を和らげるためにお話をしたり、深呼吸をして頂いたり等、訓練成果を発揮できるよう、全力でサポート(支援)させて頂きました!あとは結果を待つのみ。2次選考に進めますように。
このブログを読んで頂いて「私も1人では就職活動が不安だなぁ」と思われたり、就労移行支援事業所に興味を持たれた方は、ぜひご連絡をお待ちしております。