こんにちは、瀧浪です。
そろそろ暑い夏は終わって過ごしやすい秋に変わりますね♪
こねくとに来て早3ヵ月も過ぎました。
利用者の皆さんと毎日顔合わせながら、私もおかげさまで大変充実した日々を過ごさせていただいています。
私はこねくとに来て、初めて福祉のお仕事をさせていただいております。
以前は、医療現場(精神科の病院やカウンセリング専門のクリニック)で実習生や職員として臨床活動を行なっておりました。
福祉に来てから、大きく3つの点で支援の仕方が変わったと感じています。
1. 面談の所要時間
2. 面談以外での関わりが持てる
3. 就労という具体的な目標がある
それぞれについて、支援者の私が率直に感じていることを書かせていただきます。
1.面談時間
私の中で一番大きな変化は、面談の所要時間です。以前は病院やクリニックで「カウンセリング」を主の業務としていたため、1回50分の面接を月に1,2回程度の頻度で行っていました。
こねくとでは、週に一度、担当の支援員と15分の面談を行います。最初は「15分⁈短い‼︎どうやってそんな短時間で色々話せるの?」なんて思いました。だって、色々細かく聞いていきたいのだから…
しかし、いざ面談を自分でも担当させていただいてからすぐに理解しました。
2番目の項目にも書きますが、こねくとでは毎日利用者さんと接する機会があり、その人を知る機会や直接作業訓練等に関するお話をする機会が多くあります。
面談では、日常的なかかわりから一歩踏み込んで人前ではできないようなお話(通所していてしんどいことはないか、将来どういった職種に就きたいか)をするための時間であり、情報収集はその時間に限りません。
毎週毎週の面談が不思議と前回の続きのようで、各回で話した内容をつないでいけばその方の通所までの背景や通所後に想像する生活像も見えてきます。
2.面談以外での関わり
病院では、毎日カウンセリングに来られる方はいません。カウンセリングが終われば患者さんはすぐに帰られるので、集団生活の中での実際の対人関係やストレスに対処される姿を見ることはできません。要するに、接触機会が限られていて、現実世界でのその方の言動を自分の目で確かめることはできず、一生懸命に想像しないといけません。自分の想像が正しいかをいつも疑い、客観的になることが難しいと感じていました。
反対に、こねくとのような福祉現場では、毎日利用者さんたちと同じ現実世界の中で、実際の訓練を見守ることができます。自分の目で確かめることができるので、こちらからの助言に自信を持ちやすくなったことを感じています。
3.就労という目標
医療現場では、患者さんに共通する援助方針や目標はありません。急性期の方は症状が重く、休学や休職をして療養することが必要となりますし、症状が比較的緩やかな方は治療をしながら学校やお仕事と両立しますし、状態が安定してきたからお仕事を探してみようという方もいます。
カウンセリングのスタンスとしては、援助者が目標を立てることはなく、それは基本的に患者さん(クライエントさん)が決めることです。
就労移行支援という福祉サービスでは、訓練をした末に職に就いて職に定着するという明確な目標が設定されています。支援員は、その目標を達成するために必要な助言を行います。(もちろん、就労までの細かい段階は、個人それぞれに合わせてオリジナルな計画を立てさせていただいています!ご安心ください。)
なので、支援する際の枠組みが非常に絞られた感覚があります。今なら、「この方は働く体力が伴っているか?」「職場で必要なコミュニケーションスキルがあるかな?」という指標があることが私からして新鮮です。
以上が、私が福祉のお仕事に就いてみて感じていることです。
福祉では、頻繁に利用者さんと接することができることが、私自身の充実感にもつながっているように感じています。
支援員の立場で書かせていただいたので、少し新鮮だったかもしれませんね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます♪