こんにちは。
新大阪事業所、生活支援員の八澤です。
暑さも和らいできていますが、このまま涼しくなるのか、それとも暑さがぶり返すのか・・・日々、利用者の方と運動に取り組んでいる身としては、気になる時期です。
また、こんな時期は、体調にも影響がでやすいですよね。ダルさが続いたり、すぐに疲れてしまったりと…。私の場合、しんどいなと感じたら、早く病院を受診して解決するようにしています。
ですが、わたしのように、気軽に病院へ行くということに難しさを感じておられる方が、実は多いのではないかと感じています。なので、この後の記事を見ていただき、その難しさを和らげてもらえましたら、体調改善もやりやすくなるのではないかと思っています。
とりあえず「大丈夫です」
通所の際のご挨拶で、顔色が悪い方がおられました。
「 調子はいかがですか? 」 とお聞きしましたら、「 大丈夫です 」と応えられました。
日頃から周りに気を配られている方でしたので、きっと心配させないように頑張っておられるんだろうと思いました。なのでその後、話題を変え話をしていくと、やはり体調不良であることがわかりました。
「大丈夫です」は心配をかけないように、というお気持ちだと思いますが、職場はみんなで支えあう場所です。無理をして倒れてしまった時の方が、より多くのご迷惑をかけてしまうかもしれませんよね。
それに、誰にでも体調が悪いときはありますし、我慢しすぎると、他の方も我慢をしないといけなくなるかもしれません。
だからこそ、まずは自分から、周りの人に甘えてみることも必要だなと、思えたりはしませんか。
どんな時でも、「次の受診日に聞いてみます」
精神的な辛さを抱えておられる方は、しんどくても、「次の受診日に聞いてみます」とおっしゃられる方が多いように思います。
鬱の精神的な症状には、判断ができなくなることや、考えをまとめられなくなるということがありますが、私の体感ですが、これは悩みが大きい方にも、共通の症状のように感じます。
またこの症状からか、自分では判断ができないまま期限(予約した受診日)がきてしまうため、ずっと悩み続けるような、辛い思いをされている方もおられると思います。
ですが、よく思い出して見てください。先生から「しんどいときは、連絡を下さいね」とも言われていませんか?いきなり受診というステップではなく、まずは病院に連絡をしてみる。それだけでも気持ちは楽になりませんか?
今の気持ちを伝えてみて、心配ないようであれば、そう言われるかもしれません。そうではないなら、予約をしてくれるはずですよね。
自分ではわからない問題を、専門家に相談するのは適切な判断です。是非、答えが出ない時は、誰かに聞いてみてくださいね。
「長くなるから」言わないでおこう
病院で診察を受けた時、まだ伝えきれていないことがあっても、長くなるからと、質問ができない方がおられます。病院へは予約日を守って通院する等、日頃から決まり事を大切にされる方に多いのではないでしょうか。
また、診察がとても混んでいたりすると、先生や、他の患者さんを気遣って「早く終わらせないと」と思ってしまうのではないでしょうか。
先生も人間です。心がよめる訳ではありません。なので、必要な事を伝えなければ、そのままを判断されることでしょう。結果、処方も変わらず、次の受診日までまた我慢をしないといけなくなります。
もし、上に書いたように「長くなる」ことを気にされているなら、何を伝えるべきかを、まとめておきましょう。
①症状
②頻度
③いつから始まったのか
④どうしてほしいのか
上記のように、知ってもらいたいことを端的にまとめておきます。こうすれば、ご迷惑ではないですよね。ただ、やっぱり一人で上手く説明が難しいというのなら、誰かについてきてもらうことも考えてみてくださいね。
実際、私が受診に同行する病院の先生は、障がいを持って働くには、本人・医療・福祉の連携が重要と考えて下さっておりますので、私も一緒に診察室へ迎え入れ、じっくり話を聞いてくださいますよ。
まとめ
色々と書きましたが、自分の気持ちを誰かに伝えるというのは、難しいものですよね。そう感じる方には、嫌なご経験もあったのではと思います。
本当の解決策は、信頼できる人を増やすことだと思います。そうすれば、自然に支え会う関係ができ、言葉を交わすことにハードルも低くなっていきますよね。
私が生活支援員としてできることは、まさにこれだと感じています。他の専門職員よりも、就職への知識は劣るかもしれませんが、この点に関しては強い気持ちで取り組ませて頂いています。
connectを利用される方がお困りのときに、自然と隣にいられる支援員となれるよう、私も日々頑張りますので、皆さんも誰かを頼ることで、少しでも肩の力を抜いて頂ければ嬉しい。