みなさまこんにちは。
大阪といえばこねくと、こねくとといえば深谷。そう思っていただけるよう日々精進をしております深谷直暉でございます。
さて、今回は私の人脈で企業の人事部として採用担当をしていた方にインタビューしてきましたよ~!
人事目線でのお話を伺うのは初めてだったので、私も目から鱗なことがたくさんありました!!
人事経験者は今回残念ながら、ご本人のお名前と顔出しの許可が得られなかったので目隠し入りの匿名でご紹介いたしますが、このような方です!
某メーカーにて人事を務められ、新卒採用の企業説明会や新卒・中途の採用面接、他にも給与関連のお仕事もされていたとのことです。
身だしなみは足元から
(インタビュアー:深谷直暉)
―では、森さん今日はよろしくお願いいたします。
「よろしくお願いいたします。」
―人事経験者に直接、お話を伺える機会は少ないので、非常に楽しみにしていました!
さて、いきなりですが、私の担当しているビジネスマナーの講義で「身だしなみは大切!」と言っていますが、人事の方は見ているものですか?
「はい、見ていました。例えば、ネクタイ着用の有無や緩さ、靴下の色、女性はパンプスを履いているかなど確認していました。特に足元はよく見ていました。」
―足元ですか!?偏平足の人は不利ですね!それはどうしてでしょうか?」
「いえ、足の形は関係ありません。靴まで意識が届いていない人も多く、そういった細かいところまで目が届いているか見ていました。実際の仕事でも細かいところまで気が回るかの確認ができます。」
―なるほど!そういうことなのですね。みなさん、靴は磨きましょう!第一印象関連では、言葉遣い関連はいかがでしょうか。結構自信のない人はいらっしゃると思います。
「言葉遣いはそこまで厳密には気にしていませんが、明らかなタメ口はNGです。自然体でわかりやすく話せることの方が大事だと思います。」
書類はどんなところを見ている??
―そうなんですね。話は変わりますが、履歴書や職務経歴書はどんな項目をご覧になっていましたか?
「まずは写真ですね。印象としてもし入社したらどんな仕事をしてくれそうか見ますので、きちんとした格好で撮ることはもちろん、女性の事務職希望の方であれば前髪を下ろして真面目、おしとやかな雰囲気に、営業志望であれば逆に前髪を上げて、明るい表情で撮るといいですね。」
―そんなテクニックもあるんですね!私もたまに営業関連の仕事もしているのでその時は前髪アゲちゃいます♂
余談ですが、HPでダンベルもっている写真を載せている人はどうですか??笑
「(笑)、逆に会いたいですね!笑」
(深谷、書類選考通過)
「他には見やすさも重要です。数字を使うのはいいと思います。」
―数字ですか??
「はい。例えばですが、長所は〇つあります。1つ目は~、2つ目は~と書くとわかりやすいですし、配慮が伝わってきますので好印象です。」
―たしかに。仕事できそうです。
「後は内容も見ていて、職務経歴書等との文章の整合性も見るように見ていますので、矛盾が生じないように書くことも大切です。」
自己分析や企業研究のポイントは?
―これは大変貴重な情報ですね!これも是非、伺ってみたかったのですが企業理念等会社のHPは見ておいたほうがいいですか?
「もちろんです。全部見ておいてほしいです。理由として会社のことを知らないと面接の内容にも困りますし、人でもなにか共通点があると親しみやすくないですか?」
―たしかにそうですね!出身とか趣味とかが一緒だと盛り上がりますし、親しみやすいですね。具体例がわかりやすい!
「そうなんです。後はIR情報(投資家向け情報)は見たほうがいいですよ。今後の方針や現在の地位などがわかりやすくまとめられていますので企業研究の際に見ておくとよいと思います。」
―私も利用者さんの就活の際に一緒に見ておきたいと思います。後は面接で聞かれる項目なのですが、自分の強みや弱みはなぜ答えられるようにしなければいけないのでしょう?特に弱みなんて知られたくないので答えたくないです!
「それは非常に大切です。強みに関しては求職者がどういう人で、何ができるのかが知りたいという意図があります。弱みに関しては実は一番見ていて、マイナス面は言いにくいですが、それをはっきり言えることは紳士的ですし、問題意識を持っている人と判断できます。また、弱みに気づいたうえでどう行動しているか見ているので弱みを正直に言うことはなんらマイナスには働きません。
―そうですか!私、弱みいっぱいあるので安心しました!笑
「強みと弱みを知らないと、自分のやりたい事が見つけれないため、ご自身に合った仕事が見つけれません。また、日本の企業の選考は、人物主義(その人の人柄やその人らしさを評価)の評価基準なので、弱みを上手に伝えることで面接官もその人らしさが知れ、働くときのイメージが湧きやすいですし、働いた後のミスマッチも防げて良いと思います。」
ここだけの話教えてください!
―へえ~、説明がわかりやすい!そういうことですね。質問関連ですが、必ず聞いていた質問はありますか?
「はい、2つあります。1つは先程の弱みの質問で、もう1つは「10年後、会社でどのようなことをしていたいですか?」と聞きます。
―私はこねくとでジムを作って、皆さんの心身の健康に貢献したいです!そして自分もムキムキになりたいです!
「はい。質問する理由としては将来像は自分についても会社についてもしっかりと理解できないと答えられないからです。志望動機はテンプレート的なので、予め用意してきれいに答えられる人が多いので、この質問をしています。
後、最後に伝えたいのですが、熱意の伝え方は非常に大切でして私が実際に経験したのですが、話すのが苦手で面接が上手くいかなかった方がレポートを送ってきました。内容は話すことが苦手なのでレポートに伝えたいことをまとめてみましたというものでした。もし、レポートを出すなら書類の提出の際に志望先に確認を取り、面接の前に提出するのが良いかもしれません。レポートをしっかり読んでもらえるため、評価に繋がります。また、業界によっても異なりますが、指定された提出物しか受け付けないところもあります。なので、レポート等を提出するのであれば採用担当者の方に確認をしていただくのがベストです。」
―なるほど!私も熱意だけはあるので励みになります!さて、これが本当に最後なのですが、ラーメン一気に4杯食べたって本当ですか?
「一緒に4杯食べたじゃないですか!笑 ここで聞かないでくださいよ!」
まとめと編集後記
・身だしなみは足元から!
・履歴書の写真の印象はあなたの会社でのイメージそのもの!
・書類は数字やわかりやすさ、整合性を意識する!
・会社ホームページはIR情報を中心に隅まで目を通しておくとよい!
・強みも弱みも把握しておくとよい!(特に弱み!)
・熱意と工夫次第で話すのが苦手でもアピール可能!
・こねくと天王寺の森さんと豊中の深谷はラーメンを4杯食べた
森さんはこねくとのHPにもあるようにゆるキャラ、面白キャラ、真面目キャラな印象ですがインタビューでは、「デキるビジネスマン」という感じでわかりやすく、論理的に、ときに具体例を示しながらお話していただきすごいなと思いました。
ここで得た知識のみならず、森さんの話し方も意識して仕事に取り組みたいと思いました!
森さんはこねくとの天王寺事業所にいらっしゃるのでよかったら行ってみたください! 森さんのホームページでのご紹介
ちなみにダンベル深谷は豊中事業所で皆さんをお待ちしています!笑
それでは失礼いたします。
(もちろん障害者雇用・一般雇用に関わらず参考にしていただけるとは思いますが、ここでは一般就労でのご経験をお話してもらっています。また、あくまで1人の人事経験者のお考えを述べられたもので、すべての人事がこの限りではございません。ご了承ください。)