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新しいディスカッションの形 ~感染症の時代に必要なスキルと工夫について考えてみた~

2020.06.01

豊中事業所ブログ

みなさん、こんにちは♪こねくと豊中のディスカッション担当の瀧浪です♪

春を通り越してそろそろ夏に突入ですね~~~~🌻🍉🎐

まだ終わっていないですが、皆様ひとまず大変なコロナ期間、本当にお疲れさまでした。

皆様お一人おひとりの生活が激変していると思いますが、こねくとでもサービスの形が必要に応じて激変しました。いつも急な変更についてきてくださる利用者の皆様には心から感謝しています。

ご存知の通り、こねくとでは4月8日から5月20日は利用者さん全員に対し、在宅支援制度を取らせていただき、更に5月21日からはご希望者を対象に時短での通所を始めさせていただきました。

私はディスカッションという授業(特定のお題について議論する授業)を担当していますので、今日のブログではこねくとのディスカッションという授業がどのように変化していったかについて紹介したいと思います。
コロナ対策を行ったことによって、どのような問題点が現れ、どのように対策したかについて共有しますが、この話はディスカッションの授業に止まらず、今後どんどん身近になってくるであろう、ソーシャルディスタンスやリモートの場面に遭遇される方の参考に少しでもなれたらなと思います♪

余談ですが、現在就職活動中の知り合いのお話を聞くと、現在のコロナの時代では「WEB面接」が主流になっているそうで、面接のためにわざわざ家でスーツに着替えてパソコンの前に座るんだそうです。(想像したらちょっと面白くないですか?笑)在宅勤務の仕事も増えてくることを期待しています。
また、実はコロナよりも前に、私が担当していたこねくとの卒業生の方も、2次面接で東京本社の社員さんとWEBで面談をした結果、採用になられています。
就活以外でも、ニュースでは病院の「オンライン診察」の話を聞きますし、テレビやSNSの広告で様々なサービス(住宅の建築会社、結婚式場などなど)が「オンライン相談会」をされているのを見かけるので、コロナをきっかけに、これまでに対面が当たり前だった日常も少しずつ変わっていくんだと思います💡💡💻📱

緊急事態宣言前のディスカッション

“従来”の形式としては、3~12人くらいの参加者が週に1度に教室で集まって授業を行っていました。お部屋のレイアウトとしては、テーブル同士をくっつけて、隣同士かつ向かい合って近い距離で話し合いを行っていました。

緊急事態宣言後のディスカッション

※豊中事業所の場合なので、他の事業所は異なる点もあるかもしれません。

①人数調整

教室の人口密度を抑えるため、人数制限を設けて、3つのグループに分かれて別々で実施しています。その3つのグループもそれぞれ運営方法が違って、①全員物理的に教室で参加されるグループ②新大阪事業所と合同でテレビ電話で参加するグループ③豊中の在宅メンバーと教室メンバーとがテレビ電話で参加するグループという風に、それぞれの参加者の状況に合わせて調整しました。

担当の私は事前準備している時点で、頭の中がぐっちゃぐちゃになりました🌀🌀💦💦
この時に思いました…感染症と共存する新時代では、「一度に大人数で」ということが実現しにくくなり、小グループに分けての運営が主流になってくる可能性があるので、「細かい管理術」が必要になってきます。
また、私や参加者の利用者の皆様の「臨機応変な対応」も試されました👍

②部屋のレイアウト

ソーシャルディスタンスを保つために、机をお部屋いっぱいにコの字の形に変更し、更にお席を一人分空けて座っていただくようになりました。

4,5人で教室をいっぱいに座るので、今まできゅっと近距離で話し合っていたのが、とても遠く感じました。この物理的な距離って言葉では表現しづらいですが、なんだか不自然に感じました…。また、スーパーなどと同じように、机の上にビニールを天井から吊るし(福岡施設長、どうもありがとうございました!!)、マスクの着用を義務とさせていただきました。すると、距離とビニールで視界がびっくりするくらい悪くなり、お互いの顔や表情が全然見られなくなりました!おまけに、距離とマスクで、お互いの声が聞こえづらくなりました。

丸山さんは、ちょーハッピー人間過ぎて(めっちゃいい意味で💛)全身からハッピーオーラ溢れまくっているので、私がブログで伝えようとしていることが成立せず、被写体を変えてみました。

そうです、このように、距離とビニールとマスクで、笑っているの?考えているの?困っているの?というのが分かりにくくなっていることを伝えたかったのです。(成川さんは決して暗くないです、比較対象がお化け級なだけです)笑笑

このように、遠い、見えづらい、聞こえづらいといった時には「言葉でのコミュニケーション」「聴覚」を頼りにすること、「はっきりと、大声で、端的に喋る」こと、「相槌、頷き、ジェスチャーは大げさに」することが良いコミュニケーションを成立させるためのスキルのように思いました。

「意義あり~♡」をしてもらいました(;^ω^)

また、ホワイトボードもビニール越しにぼやけて読めなくなっていたので、説明資料は個人の手元においておけるよう、一人ひとりの分の用意をすることにしました。

全然読めません涙

③リモート参加

リモートとはパソコンなどを使って、WEB電話で会議を行う形式なので、メリットとしてはどんな場所からでも会議に参加できます。反対にデメリットとしては、相手の首から上の情報しか分からないこと、画質や音質が低下すること、タイムラグが発生したりで発言するタイミングが掴みづらいこと、機材トラブルに邪魔される可能性があることなどです。

こちらの対策としては、(さっきと重複で)「相槌、頷き、ジェスチャーは大げさに」、フレンドリーさを出すために「にこにこする」、会話のテンポを掴みやすくするために「質問よろしですか?」「以上です」などと「本題の前後に言葉で合図をする」、機材トラブルを防ぐために「早めに機材をスタンバイさせる」「予備の端末もスタンバイさせる」ことが効果的です。そして、これからの時代は「ネット環境」「電子端末」の個々の充実度合いが新たな格差社会を生みかねないことを痛感しました。(わたくし自身、家にWi-Fiがないです!考え直します!笑)

最後までお読みいただきありがとうございました♪
これからもコロナに負けず、ディスカッションの授業頑張っていきたいと思います✨✨

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