こんにちは。
豊中事業所の福岡です。
2021年度がスタートしてから約1か月が経過しましたね。
4月から進学や就職など環境に変化があった方は、そろそろ疲れを感じる時期かもしれません。
1.「五月病」って聞いたことありますか?
五月病は、主にストレスが原因で起こります。
進学や就職、転居などで新しい環境に変わる人が多い新年度は、特にストレスが溜まりやすい時期なのです。
五月病は病院などで使われる正式な病名ではありません。医学的には、適応障害、うつ病、パーソナリティー障害、発達障害、パニック障害、不眠症といった病気などがあります。五月病の原因で一番多い病気は適応障害ですが、実は発達障害の人もいると考えられています。
会社に行きたくない、なんとなく体調が悪い、授業や仕事に集中できないなどの状態を総称して「五月病」と呼びます。初期症状としては、やる気が出ない、食欲が落ちる、眠れなくなるなどが挙げられます。これらの症状をきっかけとして、徐々に体調が悪くなり、欠席や欠勤が続くことがあります。
2.予防する方法
五月病を予防するためには、ストレスを溜めないことがいちばんです。好きなことをしたり、好きなものを食べたりすることが、ストレス解消につながります。また、運動や規則正しい生活を心がけること、同じ境遇の仲間同士で悩みを共有することも、五月病の予防には効果的です。
(方法1)趣味を続けましょう!
好きなことをして、ストレスを発散しましょう。
→こねくとに通所している人はレクリエーションやコミュニケーション等を通じて日々を楽しんで過ごしましょう。
(方法2)運動をしましょう!
精神的な疲労は、運動で肉体的な疲労に変えられると言われています。「体が重い」という感覚が何日も続くようならば、体を動かしてみましょう。
→こねくとに通所している人はウォーキング・室内運動等に積極的に参加しましょう。
(方法3)体のリズムを整えましょう!
不規則な生活は、人間が本来持っている体内リズムを乱すため、肉体の健康のみならず、心の健康を害しやすくなります。
→こねくとに通所している人は生活訓練、睡眠PG、服薬管理PG等を通じて自己管理してみましょう。
(方法4)悩みや愚痴を言ってみよう!
友人や職場の仲間と、悩みや愚痴を言い合うだけでも、ストレスの解消につながります。
→こねくとに通所している人はホンネで話そうPG、週一面談を利用しましょう。
3.実際、先日あったエピソード
今回、なぜこのようなテーマを扱ったかと言いますと、先日面白いエピソードがあったからです。内容は私が担当するある利用者さんが、私との面談で「レクリエーションの時間にみんなでバトミントンをしたいのですがダメでしょうか?」と相談されたことがありました。
理由は利用者さんが自分と向き合い、日々、訓練を全力で頑張っているから、レクリエーションこそ皆で楽しみたい!とのこと。
私は「いくつかの約束を守って頂けるならやってよい!」と返答しました。
その方は次の日から利用者さんに提案して、出欠を取り、場所、時間、必要な道具を誰が用意するか等の必要事項をみんなで相談して意見をまとめてくれました。
4.報告された内容から感じた成長
利用者さんからの実際の報告内容
日時:4/〇(金)14:00~
場所:○○公園
参加者:○○さん・○○さん・・・の合計8名
※バトミントンのラケットは事業所の物以外に○○さんと○○さんが自宅から持参してくれるとの事です。
上記の内容を報告されました。
正直、私はいろいろなことに驚きました。(ディスカッションできてるやん笑)
現状ではできないことが、レクリエーションでは自然にできている。
なかなか素晴らしい!! (めっちゃ褒めました笑)
積極的に報連相できている!!(素晴らしいやん笑)
今まで見たことがないリーダーシップぶりに、その方の新たな一面を発見できた!!(行動力あるやん笑)
そして、最近通所を開始した方(お話したことがない方)までお誘いされ、気遣いできている!!(協調性もあるやん笑)
参加者みんなが楽しんでいた!! (計画性もあるやん笑)
入所されてもう半年、休まず通所しているからこそ少しずつではあるが結果として現れているんだなあと改めて実感しました。
5.「こねくと豊中って他の事業所と違う」ってよく言われる。
こねくと豊中は利用者さん同士が非常に仲が良く、誰かが困っていれば助け合うという雰囲気ができています。この雰囲気が今までできなかったことに対してチャレンジすることを後押ししているような気がしてます。
今回のようなことがまさにです。
自分の意見を言う。その上で他人の意見を尊重する。そして相談して折衷する。コミュニケーションで大切なことが自然とできている利用者さんが増えていて、見ている私が思わず笑顔になりました。
6.初めて話をする人にお声がけするのって緊張しない?
私はその発案者の方に質問しました。
「お話したことがない方に話しかけたり、レクリエーションの際に、一緒にやろう!ってお誘いすることって緊張したりしない?」
でもその人は、
「緊張はするけど、みんなでやった方が面白いし、沢山の方と顔見知りになった方が通所していて楽しいから」って仰った。
事業所が楽しくて、積極性が芽生える。
その積極性から自分から行動するようになる。
それが習慣になり、主体性が育まれる。
そして、自分で考えて行動することで、好結果につながる。
そのようなサイクルが事業所にあるように感じています。
最近通所を開始した方からすると、通所して間もない時期はストレスが溜まりやすい時期なのです。
前半の五月病での話で書いたように好きなことをしてストレスを発散したり、体を動かすことでリフレッシュしたりすることがその対策として重要であります。
今回のバトミントンは、そこまでの計算があったかどうか定かではございませんが、私個人としてはいろんなプラスがあった出来事になりました。
最後までお読み頂きありがとうございました。