~梅雨の時期ならではの訓練~
みなさん今年は梅雨が少し早く始まりましたがいかがお過ごしですか。
さて、本日は天候に伴う体調不良と定着に係る訓練について書かせて頂きます。
雨が降るのを天気予報より早くわかる方っていますよね。
特に、台風や梅雨の時期には、頭が痛くなるという方もいらっしゃいます。
日々、コネクトの中でも業務訓練という(就職の段階に近い職場に模した環境での訓練)の支援を担当させて頂き感じる事は、
自分の体調の平均・良い時・わるい時を知るということです。これは、どういうことかというと、みなさんオープン就労という障害を企業に伝えた上で働く際に、履歴書・職歴書の他に支援員が客観的な伝達事項として最終報告書と言われる第三者評価を書かせて頂きます。
その際に、企業に配慮してほしいということを書く欄があるのですが、その隣には、自分がしている工夫という欄があります。しんどい際には、体調を整えるのはとても大切です。しかし、企業の担当者の方と定着支援の場面でお話しをしている際に、最も基本的なことでありかつ大切なのは安定的な勤務ができるということです。
これを達成するには、体調がいい時でなくわるい時も、その時の出来ることに応じた作業が行えることが大切であると考えています。このことをしっかりと企業に伝えることが出来ると企業の方は、自己理解がしっかりとできた応募者であると判断してくださる第一歩となります。このことは、その方の障がいや特性に応じても異なると感じますが、共通するのは試行錯誤をしない限り「ちょうどいい塩梅」を体得することが出来ないということです。
そのような場合は、主に服薬や休憩になると思いますが、どれくらいの時間の休憩をどのような環境でとれば回復するのかを把握するには、体調がわるい時に記録をとりいろいろなパターンを試してみることが特に大切になると考えます。体調が悪い時に試行錯誤するなんて出来ないよと思う方もいらっしゃると思いますが、わるい時にこそ振り返るチャンスが多くあるとこのブログを見て下さった方の一人でも思って頂ければ幸いです。
コネクトでは、この自分の調子がわるい時にどのようにしていくかについて学ぶ生活訓練や企業環境を模擬した業務訓練と言われるプログラム、また体調や配慮事項をしっかりと企業の方にどのような工夫をした上でお願いしたい配慮を伝える模擬面接を行っています。
利用者の方やこれから就労移行を利用していこうと考えて下さっている皆さまには是非一度コネクトの無料体験プログラムに参加して頂きそのことを実感して頂けたらと思います。企業に一見すると心配されそうなことを、自己理解をした上で就労に向けて取り組んでいると評価されるコツについて一緒に考えさせて頂けたらと思います。