こんにちは!
CONNECT豊中の福岡です。
私には、3人の子どもがいます。
中学3年生(長男)、小学1年生(長女)、保育園年中(次男)の3人です。
長男は毎日野球漬け、長女は週6日サッカー漬け、次男は週5日サッカー+野球を楽しむ日々です。
現在3人ともがチームに所属してスポーツに勤しんでおり、トレーニングを行っております。将来はプロ選手になりたいと子供自身が考えており、家族みんなで目標を掲げております。
先日、パパ友から「どうすれば就学前後の子どもが目標を設定して努力できるようになれるのか?またどうやって子どもをやる気にさせたのか?」と質問されました。
そのパパ友からすれば、私、福岡の子ども3人は幼少期から一つの目標を設定してひたすら努力できているように見えているらしいです。
なんか恐縮する以外の何物でもないくらい恐縮致しましたが、最近、偶然にも違う人から同様の質問を頂けるような機会が何件かございました・・・。
有難い事で、私は仕事として誰かに支援をするという仕事に就かせて頂いております。そこで何かの参考になればと、家庭でも仕事でも大切している事をお伝え致します。
私ども夫婦は「自主性」「主体性」を大切にして子育てをしています。
なぜなら「自主性」「主体性」を持たない子は、いつまでたっても親や他人が教えてくれるのを待っている子になってしまうケースが多いからです。
今回は、自主性を育てるいい方法についてあくまで福岡家の主である私が家族を代表して主観的意見で書かせて頂きます。
1.自主性のある子どもとは?
子どもはそれぞれ性格が違います。似ていることはあっても全く同じ性格の子どもはいないと思います。つまり一人一人、個性があります。
なので、子育てしていると親が考える
理想像と相違することはたくさんあると思います。
だからこそ、それをコントロールして親の理想する子ども像に近づけていくのが「自主性」を育てることではありません。
「自主性」とは、「自分がやりたいことを見つけ、判断し、行動を起こすこと」です。
「自主性」のある子どもとは・・・
①自分のしたいことを見つけ、それを楽しみながら実行できる。
②自分のやりたいことをするため自分をコントロールできて、且つ、やるべきことがきちんとできる。
これを就学前後に①も②も完璧にできるなんて稀な事だと思います。決してわが子も完璧にはできていません。
しかし、福岡家では①だけでもできるようになろうと子供たちにコミュニケーションしています笑
2.子どもの「自主性」を育てる方法
「自主性を育てる」と言っても、対象とする子どもによって適する方法は異なります。
しかし、共通して言えることは「子どものやる気を尊重し、できる限り応援してあげること」です。
そうです!できる限りでいいのです。できる限りと言われれば、私より忙しい皆様でも出来ると言ってもらえるのではないでしょうか?
それでいいのです!逆に言えばできる限りのうちは全力で応援してあげなければ子どもの自主性は育ちません。
また、ここでいう応援とは・・・私のように練習をする子どもに一緒に付き合って、
積極的に技術論やルール・考え方をアドバイスする人もいれば、子どもに好きな事をやらせてあげられるようにと考え家族のために必死に仕事する人もいるでしょう。
応援する形は違えど、これもすべて子供を応援していることになると思います。
子どもは、元来「やる気」に満ち溢れています。
特に未就学の小さな子は、生まれてから一番最初に出会う大人である親の言うことを絶対的に信じています。
親がいいと言えばいい、悪いと言えば悪いのです。すごく純粋です。
「子どものやる気を生かすも殺すも、身近な大人次第」ということです。
(1)子どもの意見を聞く!そして、取り入れる!
例えば、「今日のお休みは何がしたい?」と子どもに聞いてみます。そうすると子どもはあれやこれやと考えて楽しみながら真剣に答えてくれます。
その代わり、答えてくれたらその意見を取り入れてあげてください。
子どもの意見を取り入れることで、子どもは自分の考えたことを言葉にすることの大切さを実感できます。
自分の意見を伝える大切さがわかると、色々な物事に自分から積極的に関わろうとする「自発性」も身につきます。
(2)子ども自身に計画をさせる
小学校低学年までは、親を含めた身近な大人の意見などを聞いて計画を立てることがほとんどです。
小学校高学年になると、計画を立てて物事を進められるようになってきます。
もし、そうなったら心配はおありでしょうが、ぐっとこらえて、あえて計画をすべて子どもに任せてみましょう。
例えば、プロ選手になるための自主練習をするとします。食事、練習メニュー、時間の管理まですべてを子どもに任せるのです。
大切なのは、本人がしっかり計画を実行すること。
そして計画を立て、しっかり実行出来たら親がいっぱい褒めてあげましょう。褒められた子どもは「自主的」に色々なことにチャレンジしたくなるはずです。
(3)人に教えたくなる知識を与える
私ども福岡家は有名な現役アスリート選手や良い指導者に会える機会をこれまでたくさん頂きました。これは本当に感謝しかございません。
その出会いからたくさんの指導や学びの機会を頂きました。
例えば、つい先日の話です。「監督が話している時は、両足に重心を置き、両手は後ろに回して静かに話をきかないといけないんだよ。」と
小学1年生の長女が5歳の次男に、自分が見本を見せながら目上の人の話を聞く姿勢が悪いと注意していました。
このように、子どもは知らなかった知識を教えてもらうと、それを人に話したくなります。
そして、自分の考えのように他人に話します。
ときに「自分の意見は違う」と反論することもあるかもしれませんが、これも大きなチャンスとして捉えましょう。
じゃあどうするのか・・・
その時は考えをきちんと聞いて、自分で考えたことを褒めてあげればいいのです。
(4)やりたいことや自分のことは自分でさせる
①面倒なことほど自分でやらせましょう
子どもがお手伝いをする時を思い返してみてください。
子どもが食事の準備の手伝いをする時、食材切りは時間がかかるからと、親が切る下ごしらえをしてあげていませんか?
子どものことを思ってのことだとは思いますが、ぜひ面倒なことでもこれもあえて子どもにやらせてみてください。
そうすることで、日々の生活の中でも当たり前に親にやってもらっていたことが、実はこんなに大変なことだったんだということが分かります。
さらに大変なことを自分でやり切ることで充実感を得ることができ、自信を持つことにもつながります。これが本当の意味での成功体験です。
②「人に迷惑をかけないこと」「危なくないこと」この2つが守れるなら、やりたいことはどんどんやらせましょう
スーパーでの支払いをやりたがったら、商品を持ってレジへ並び、お金を支払うよう伝えましょう。
計算のできないうちは、後ろでサポートしてあげるといいんです。
野球が好きなら、時間の許す限り野球の練習を見守り、一緒に練習したり、一緒に野球の技術論について語り合ったり、
YouTubeやインターネットで練習方法について一緒に調べたり、好きなプロ野球選手の動画を一緒に見るのもいいですね。
また、プロ野球や高校野球観戦に連れて行くなど、興味の幅を広げてあげるのも効果的です。
子どもは親のサポート無しではできることに限界があります。
子どもが自発的にやりたいと言ったことに対しては、できる限り親がバックアップし応援してあげることが大切だと思います。
(5)個性を尊重する
「みんな違ってみんないい」
人と違うのは当たり前とする考え方は、とても素晴らしいことです。
それを親御さんが認め、尊重し、子どもに伝えていきましょう。
日本人は、人に合わせること、目立たず出しゃばらないということに長けているように思われます。
それはそれで大切な事ではありますが、今回のテーマである「自主性を育てる」という観点で考えると決して好ましくありません。
子どもたちは目立つのを嫌う傾向にあります。
嫌がっているのに、無理に違うことをさせる必要はありません。
みんなと違うことや異なる視点で物事を解決できた時には、褒めてあげましょう。
以上が福岡家で子どもの「自主性」を育てるために実践している事です。
私も一人では、決して何もできません。
妻を始め、周囲の皆様の協力と理解があるからこそできることです。
この場を借りて感謝申し上げます。
今はこのような子育てを教訓にして、日々、支援員として利用者さんを支援することにもつなげられるようになってきました。
CONNECT豊中には自分の息子や娘と言ってもおかしくない年齢の若い利用者さんがたくさんいます。
今までも、その利用者さんの支援の中で時折、その方の親御さん目線でコミュニケーションを取っていることが多くありました。
これを書いている今日も利用者さんの「自主性」を育てるために子育てから学んだことを生かして支援しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。