おはようございます。コネクトの猪原です。
「夏は終わりましたよ!」
と言わんばかりに、夜は涼しくなりましたね。
セミの声もなくなって、家の周りの畑では、稲穂も実り出しました。
そんな秋ですが、転職を決断される方も多いのでしょうか?お仕事への悩みをよく聞く時期にもなります。
そんな中でも最近よく聞くのが「職業適性」についての悩みです。
という訳で、今日はコネクトの適性診断についての考え方をご紹介したいと思います。
適性診断とは
一般的に、仕事の向き不向きを診断するものを指します。そして、多くの診断では
①性格や思考
②経験
などを材料に診断します。
なぜこの二点で診断ができるのか。
それは
①「好みや考え方」を知ることで、仕事に求める目的が理解できます。
次に
②「経験」を知ることで、実績を踏まえた検証が可能になります。
その結果をもとに仕事に対する「できる・できない」「好き・嫌い」を診断し、適性診断に至るという流れになります。
ですが、コネクトの適正診断では上記2つ以外に、
③基礎能力
を材料として追加しています。
なぜ基礎能力を追加しているのかというと、
「可能な限り現実にそった診断を行う必要がある」
と思っているからです。
現実にそった診断って?
一般的診断で使う②の経験ですが、これは自分の記憶がたよりです。そして、その記憶の中には、多くの自己評価が含まれます。
この自己評価ですが、自分のことを正確に理解していなければ、勿論正確な診断には至らないことになります。
・・・
この時点で感の良い方は気づかれたんじゃないでしょうか?
「自分のことがよくわかってるなら、そもそも適正診断なんか受けないんじゃない?」
その通りなんです。
それがわかんないから、困っているわけで・・・だから診断して欲しいわけで(汗)
と言う訳で、コネクトでは「経験」から得られる情報の中でも、特に仕事の面に対しては、施設内での訓練を通して直接情報収集させて頂いています。
このように、自己評価だけに頼らず、他者評価を追加することで、より本人に適した診断をくだすという流です。
ちなみにどんな点を確認するのかというと、個人作業や共同作業等を通して、
・正確性
・処理能力
・改善能力
・柔軟性
・持続性
・協調性
・ストレス体制
・障害の状況
等を確認しています。
この情報を元に、本人の性格や経験を加味すると
「好きで、できる仕事」
「好きで、できない仕事」
「好きではないが、できる仕事」
「好きではないし、できない仕事」
のような適正が見えてきますので、その結果を元に診断するという流れです。
ただし、多くの方が障害特性上から「クリエイター」や「企画職」のような華やかな職種を適職と診断することは難しいのが現実です。
もしそのような期待が強い方は、「仕事の適性」とは何かを考えておいて頂きたいです。
仕事の適性とは「一時的」に向いているものを指すのではなく、「継続できること」を指します。長く続けることが仕事には大切です。また、長く続けることで仕事への印象も変わります。
今好きではないことも、続けることで好きになることもある。それが適性のあう仕事の良い点です。
という訳で、ご自分が安心して長く続けられる仕事について、コネクトの適性診断を通して考えて頂けたら嬉しいです。
ちなみに、以下の公的機関でも適性診断は行ってもらえますので、是非活用してくださいね!
※ハローワーク
※障害者職業センター