肌寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
コネクト新大阪の堀井です。
本日は、テーマにあげました訓練で生じます感情と挨拶の関係性について書きます!
コネクトで支援をしていて、利用者さんから「一緒ぐらいの時期に入った方が先に次の段階に進まれると凄いなぁと思う反面、焦るんですよねっ」という正直な気持ちをおっしゃってくださることがあります。
そうですよね。今まで学校だと、基本同時に入られて、卒業も同じタイミングというのが今までの人生では多かったと思います。
就労移行では、入る時期も卒業の時期も人によりそれぞれです。
そんなこんなを日々感じながら支援をさせて頂いているのですが、
先日、大変うれしいことが事業所でありました。
お互い違った特性の方が、就職が決まられた際に「よかったですね!!!」と本当に自分事のように喜んでおられる利用者さんがいらっしゃいました。
元々は、訓練の中でも特性の違いから感情的になる場面もあったのですが、上記の場面に遭遇し同じ釜の飯を食った仲間という言葉を思い出しました。
自分の特性に向き合うだけなく、他者の特性にも向き合う訓練は是非コネクトの業務訓練をおススメしたいです。
さて、そんな自分の課題に向き合うのってホントしんどいと思います。
そこで、一気にしようとしない。意識ではなく行動で対応すること。自分でできること・協力を仰ぐことを訓練の過程で身に着けていって頂いております。
就労移行はいろいろな特性をお持ちの利用者さんが通ってくださっているのですが、
業務訓練という就職前の最終段階ともいえる施設内実習のような訓練では、日々自己理解と他者理解に向き合われています。
そんな中で、日々生じるのがチームの中で生じる理解のすれ違い。その為に、少し自分の意図と違う際には、感情がストレートに出てしまうこともあります。コネクトでは、仕事をする上で感情コントロールができることはとても大切であると考えています。しかしそれを行うためには、他者の理解がとても大切であると考えています。
自分の課題や困っていることに、コネクトに入っていただいた当初は目が行きますが、実際の就職や長く定着する為といった視点が次第に生まれてくると相手の理解や心情がどのようになっているのかに思いが至ります。そのことにより、仕事では協力をすることが大切であると心から思われているように感じます。
理解がしずらい・表現がまとまらない・一方的に話してしまう・表現がストレートすぎる等・・・自分の特性を知ると同時に一緒に働くって、そういったことも大切なんだと思えるようになると、変わっていくんです。そう変われるんです。自分では、少しずつなのでそんなに気づかないかもしれませんが。
支援員は、そんな小さな変化を出来るだけ多くお伝えするようにしています。
そのようなことを積み重ねて自分に対して持っているイメージを更新していただけるようにしています。自信ってそんな積み重ねで持ていってもらえているように感じます。
自己イメージの更新をされた時期になると、変化を最も感じるのが、実は挨拶なんです。挨拶は、自分からココロを開いて相手に近づくという意味があるそうです。
何故挨拶が変わることなると焦る・怒ることが少なくなられるのかと日々感じていたのですが、
挨拶は形だけでなく、自分からココロを開いて相手に近づくということは、理解や意図のすれ違いが生じた際に自分からそのズレをすり合わせようとすることに通じているのではないかと感じる堀井からの今日この頃でした。