皆さんこんにちは!豊中事業所の國原です。
私事ですが、CONNECTに入社して5カ月が経とうとしており、CONNECTにおける、私の就労定着も半年を迎えそうです。と、うまく繋がったところで本題に突入です!
皆さんの中で、就労後の環境の変化で生活リズムが崩れてしまい、遅刻や欠勤があった、新しい職場の人間関係に悩んでいる…など就職したあとの問題に不安を抱えている方はいらっしゃいませんか?
新しい環境は期待だけでなく不安もつきものですよね。
本日は、就職した後の生活面での心配や職場での課題を解決したい方に、就労定着支援について解説いたします!
・就職した後の生活リズムが崩れないか不安な人
・新しい職場での人間関係に悩んでいる人
・仕事が長続きするか心配な人
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就労移行支援とは?
障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスです。
一般企業への就労を目指して日中に活動を行う施設です。一般企業への就労に向けて、基礎体力の向上、職場にふさわしい身だしなみやビジネスマナーを習得し、事業所内での訓練を通して自分の適性や配慮事項を明確にしていきます。
その他にも、企業での職場実習を通して自分の適性に合った職場探し、履歴書の作成、求職活動を支援員と共に行います。
就労が決まったあとは職場で長く働き続けるための定着支援を行います。
就労移行支援に通所して就職=ゴールではありません。
その就労を定着させていくのが最終ゴールです。
就労定着のためには、日々の心と体調の管理、職場での人間関係や職場環境に関することなど、様々な解決すべき課題があります。
就労移行支援の定着支援とは?
就労開始~6カ月の間、継続して支援を行います。
就職直後は不安や心配事などが特に多い時期ですよね。
しかし、就職してすぐは気心の知れた人は周りにおらず悩みを抱え込んでしまう人が多いと思います。
就労移行支援の定着支援は月一回以上、定期的に連絡を取り支援を行っていきます。不安や悩み事を話せる人がいると安心できますよね!
仕事内容や人間関係、日常の生活にかかわることなど課題は様々ですが通所していた就労移行支援事業所では利用者のこれまでの様子を理解しているので安心して相談することができます!
また、就職した企業担当者との面談も適宜行い、支援員が間に入り環境調整も行っています。
自分では聞きづらいことや確認しづらいことも支援員を介して話すことができます。安心して仕事に専念出来る環境を作ることが可能です!
【関連記事】就労移行支援、就労継続支援A型・B型の違いとは?わかりやすく解説
就労定着支援とは?
一般企業に雇用された障害者が、長く働き続けるための様々な支援を行う障害福祉サービスです。
就労移行支援や就労継続支援などを利用して一般就労し、就労移行支援事業所などが行う定着支援期間の6カ月を経過した障害者に対してフォローを行っています。
利用対象者は、就労開始~6カ月を経過した障害者で利用期間は最大3年間です。
就労定着支援の支援内容とは?
就労に伴う生活面や心身の体調管理の課題、職場環境などの問題に対応できるように、企業や医療機関、家族との連絡調整などを行って就職後のサポートを行います。
利用者との面談
月1回以上のペースで面談します。
現在の職場での環境や生活リズム、家計などについてヒアリングを行って、どのような課題があるのかを把握します。
関係機関との連絡調整
雇用企業への訪問、医療機関や福祉事業所などと密接に連携し、働きやすい環境づくりを行います。
課題解決に向けた支援
生活リズムを整える、給与管理や日々のメンタルや体調の管理など、日常生活に関する課題と職場環境や人間関係の課題解決に向けて、必要な連絡調整や指導・助言などの支援を行います。
就労定着支援の特徴
障害を持った方の就労や、就労によって起こった生活面での課題を解決して長く働き続けることを目的として提供される障害福祉サービスです。利用には障害者福祉サービスの受給者証が必要です。
利用対象者
下記の福祉事業所を利用して一般企業に雇用された障害者などが利用できます。
●就労継続支援A型事業所
●就労継続支援B型事業所
●生活介護事業所
●自立訓練事業所
利用期間
必要に応じて1年ごとに更新を行い、最長3年間まで支援を受けられます。
就労を支援する福祉事業所から一般就労した利用者の場合は、就労後すぐ6カ月間は利用していた事業所が定着支援を行うため合計3年6ヶ月間利用できます。
利用料金
利用料金は厚労省が定めた障害福祉サービスのサービス利用料に応じて設定されます。費用の1割は自己負担、9割は自治体の負担で利用が可能です。前年度の世帯での所得、各自治体などによっても負担する利用料が変わります。
就労定着支援を利用できる機関とは?
就労移行支援事業所
一般企業への就職を目指す障害者に対し、就労に必要な知識や能力向上のために、「職業訓練の提供」と「就職活動の支援」によって就職をサポートしている事業所です。
地域障害者職業センター
障害者一人ひとりのニーズに応じて、各種の職業リハビリテーションを実施しています。また、事業主に対して、雇用管理についての課題を分析し、専門的な助言やその他の支援を実施しています。
障害者就業・生活支援センター
職業準備訓練、職場実習のあっせん、就職活動の支援、職場で長く働き続けるために必要な就業面での支援と日常生活、地域生活などの暮らしに関する支援が一体的に行われています。
民間企業、そのほかの団体
民間企業や以下の福祉事業所でも職場定着支援を行っています。
●就労継続支援A型事業所
●就労継続支援B型事業所
●生活介護事業所
●自立訓練事業所
まとめ
それでは今回の内容を振り返りましょう!
・就職後6カ月以降は最大3年間、就労定着支援事業でのフォローが受けられる!
・就職後もたくさんの支援を受けることで長く働き続けることが可能になる!