皆さんこんにちは!CONNECTなんばの村上です。この記事をお読みの方で、就労移行支援事業所について以下のことでお悩みの方はいらっしゃいますでしょうか?
・就労移行支援に興味があるがどのような所なのか分からない
・就労移行支援でどのようなプログラムを行っているか見当が付かない
・就労移行支援を利用したいけど、利用までの流れが分からない
そこで今回は就労移行支援事業所のプログラムや利用の流れについて解説します!
この記事はこんな人におすすめ
- 就労移行支援をよく知らない人
- 就労移行支援がどのようなプログラムを行っているかを知りたい人
- 就労移行支援の利用を検討されている人
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就労移行支援とは
就労移行支援事業所は、生産活動や職場実習などの機会の提供を通じた就労に必要な知識や能力の向上のために必要な訓練、就労に関する相談や支援を行います。生産活動(工賃が発生する仕事)があるかどうかは事業所によります。どちらかと言うと、「労働」というよりは「訓練」をする場となります。職場実習などを通じ、一般就労を目指します。
訓練の内容としては、生活リズムを整えることや、自己理解、ビジネスマナー、作業能力の向上など多岐にわたっています。それぞれの詳しい訓練の内容については次の章で解説していきます。
どのようなプログラムを行っているのか?
それでは、就労移行支援事業所ではどのような訓練を行っているのでしょうか?
解説をしてきたいと思います。
生活面・体調管理のプログラム
どれだけ素晴らしい専門的なスキルを持っていたとしても、体調をすぐに崩してしまったり、早退や欠勤を繰り返したりしていては、長く働き続けることができません。就労移行支援事業所では、体調や生活リズムの安定を目指すプログラムが提供されています。決まった時間に事業所へ通所すること自体も生活リズムを整えることに繋がりますが、睡眠時間や食事、服薬状況など、普段の生活の状況を記録し、どのようにすれば体調面を安定させられるか支援員と面談を行うこともあります。また、事業所によっては運動のプログラムを用意している所もあります。
自己分析や自己理解について
長く働き続ける為には、自分自身に合った環境や職種を選択する必要があります。
その為の第一歩として、自分自身の長所や短所、培ってきた価値観を整理することをプログラムとして提供している事業所があります。自己分析や自己理解は事業所によって整理しやすいように所定のフォーマットが用意されていることもあります。また、障害を開示し、一定の配慮を得ながら働く場合にも自己理解は必須であり、作業面や対人面、思考面において、自分自身がどういった特性を持っており、自己対処の方法や配慮として求めることを、事業所内外における訓練を通して明らかにしていきます。
ビジネススキル・ビジネスマナーの習得
周囲と良好な関係を築きながら働く為には様々なスキルが求められます。その場に合った態度や表情、規律を守ることだけでなく、言葉遣いや報連相(報告・連絡・相談)、電話応対などのビジネスマナーも求められます。就労移行支援事業所では、働く上で必要なビジネススキルやマナーについて、知識を付けるための訓練を行っています。また、「知っている」から「できる」ようになる為に、実践する訓練や事業所外での実習を行っている事業所もあります。
個人の作業能力向上
仕事の内容によって、求められるスキルは異なりますが、作業における正確さやスピード、一つの作業に集中して取り組み続ける力は、どういった仕事に就くとしても一定以上の水準が求められます。就労移行支援事業所では、作業能力向上を図る為に軽作業を訓練として提供している事業所もあります。また、専門的なスキルの習得を目指す事業所もあります。具体的にはCADやプログラミング、Webデザインといったものが挙げられます。
就職活動支援
就職活動は、大まかに分けると、応募先企業のリストアップ、履歴書や職務経歴書の作成、面接という工程に分かれております。就労移行支援事業所で受けられる支援として、リストアップの方法や応募書類の添削、面接練習を受けることができます。また、求人によっては支援員が面接に同席することもあります。
就職後の支援
就労移行支援事業所に通う上でのゴールの一つが就職になります。多くの就労移行支援事業所では、就職後も職場定着ができるよう、定期的な面談や、支援員による職場訪問などのサポートを行っております。就職後の支援を受けられる期間に明確な決まりはありませんが、長期にわたって職場定着の支援が必要な場合、就労定着支援や障害者就業・生活支援センターと連携を行います。
就労移行支援を利用したいと思ったら?
就労移行支援事業所を利用したいと思った場合、まずは希望する事業所へ問い合わせてみましょう。その後、事業所の担当者と見学日時の調整を行います。事業所によっては無料体験を行っている場合もあるため、事業所で提供されているプログラムについてもっと詳しく知りたい場合は活用すると良いでしょう。見学や体験を通して、利用したいと思った場合は利用したい意思を事業所の職員に伝えます。定員が既に埋まっている事業所の場合は、利用開始まで待機が必要な場合もあります。
CONNECTでは、問い合わせがあれば、ご希望の事業所のスタッフが対応いたします。
見学は随時受け付けているため、お気軽にお問い合わせください。
体験についても、問い合わせや、見学にお越しになられた際のご希望に合わせてプログラムを提供いたします。
まとめ
それでは、今回のまとめです
・就労移行支援事業所は様々な訓練を通し、一般就労を目指す事業所である
・就労移行支援事業所では、生活リズムの安定から就職の定着まで幅広い訓練や支援が提供されている
・就労移行支援事業所の利用をしたい場合、まずは問い合わせる。
就労移行支援事業所は事業所により提供されているプログラムが異なることはもちろんですが、事業所によって雰囲気も大きく異なります。
原則2年以内と利用期間が定められているため、自分自身に合った事業所選びが重要になります。
今回紹介した内容を踏まえた、事業所選びの参考になれば幸いです。