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HSPの人が仕事で困ることとは? 適職なども踏まえて解説!

2023.05.05

病気・障害の特性

皆さんこんにちは!なんば事業所の高田です。突然ですが、皆さんは仕事や生活の中で考えすぎてしまう事で悩んでいませんか?

  • 気を使いすぎてしまう
  • 自分って考えすぎなのかな
  • もしかしてHSPかも

今回はHSPの方が仕事で悩むことや困りごとについてご紹介したいと思います!合わせてHSPの方に向いている職業についてもご紹介します!

この記事は次のような人にオススメ
  • 自身が繊細で何事も気にしてしまう人
  • HSPの人で仕事に課題を抱えている人
  • HSPの人の適職を知りたい人

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HSPとは?

では早速HSPとは何かについて解説していきます!

HSPって病気?

HSPとは(Highly Sensitive Person)と称されます。日本語訳にすると「とても繊細な人」という意味になります。実はHSPは病気の総称や障害の診断名ではなく、心理学の研究文献の中で用いられる言葉なのです。それが現在の社会において一般的に使用されるようになりました。

日本語訳で「とても繊細な人」と表現されるように、HSPの人の最大の特徴は繊細になってしまって身の回りにある様々なことに関して過敏に反応してしまうことが挙げられます。

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代表的な特徴

では実際に、HSPの方の特徴とはどのようなものがあるのでしょうか。

特徴を表す単語にDOES(ダズ)というものがあるので、それに沿って解説します!

D:深く過程を考えてから行動する(Depth of processing)

(特徴例)

  • 友人からのメールを返信することに時間がかかってしまう
  • 何か新しいことを始める際に悩むことに多くの時間を費やす

O:敏感になってしまい、周囲の刺激を感じやすい(being easily Overstimulated)

(特徴例)

  • 自分の自宅でも隣人の生活音が過度に気になる
  • 世間の悲惨なニュースや出来事に深く落ち込んでしまう

E:周囲の人に高い共感力を持っており、感情的な反応になりやすい(being both Emotionally reactive generally and having high Empathy in particular)

(特徴例)

  • 相手の感情や体調が、言葉を交わさなくても察してしまう
  • ドラマや映画の主人公が泣いていると自分も同じように泣いてしまう

S:目に見えない刺激を察しやすい(being aware of subtle Stimuli)

(特徴例)

  • 感覚過敏といわれるような症状が出る
  • 五感が働きすぎてしまい光に目がくらむ、些細な音でも気になってしまい仕事に集中できなくなってしまう

HSPを定義づけた、エレイン・アーロン博士によるとこれら「DOES」の4つの特徴のうち1つでも当てはまらない人は、HSPではなく、すべての特徴に当てはまる人のみがHSPと呼ばれるということです。

皆さんは、これら4つの特徴すべてに当てはまるでしょうか。是非、チェックしてみてください。

HSPは生きづらい?

では、なぜHSPの人が生きづらいと言われるのでしょうか。

前述しているようにHSP自体は病気ではありません。ただ、HSPの特性によって仕事や日常生活に影響が出るほど心が刺激を受けすぎたり、最悪の場合ストレスによるうつ病や胃腸炎などの疾患に移行してしまったりなど、マイナスに作用する可能性はあります。

日常生活に支障があり、自分一人では対処できないと感じたら病院で適切な治療を受けるほかに、カウンセリングを受ける方法もあります。症状に応じたサポートを受けることで、つらい状態を緩和することができます。特性に合わせて対処法を考え、生きづらさを感じにくい生活にしましょう。

仕事で困ること

HSPの人が生きづらいと言われるのは、前述している代表的な特徴によって生じる過敏性が原因です。

職場やチームワークの中で以上に気を遣ってしまい、周囲の顔色ばかりを気にしてしまうことがあります。たとえば、周囲の雰囲気が悪いことを感じ取ってしまったり、些細な音などが気になり集中できなくなってしまったり、周りからの見え方を気にするあまり、家に帰ると途端にどっと疲れを感じたり。

他の人にとっては気にならないことを強く感じ取ってしまったり、同じ刺激量だったとしても強く感じてしまうところが、生きづらさの理由といえるのではないかと思います。

このようなことが長い就労が継続できず、転職や短期離職を繰り返してしまう一つの原因であると言えるでしょう。

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向いている仕事は・・?

最後にHSPの方が向いているといわれている職業をいくつか紹介します

例えば細部まで気を配れる特性を生かし

  • 工場のライン作業
  • データ入力
  • 研究員

 

等の職業が向いている可能性が高いです。

そのほかにも在宅で完結できるようなITプログラマーや他者との交流が少ない警備員なども向いているといわれています。

生きづらさを感じず、自分に合った仕事に就けるよう、特性を考えて就職することが望ましいです!

まとめ

今回はHSPの特徴を整理し上で、HSPの方が抱えてしまう生きづらさについてお伝えしました。

まとめ
  • HSPは障害名ではなく心理学用語であり、「とても繊細な人」を意味する
  • 学校の友人関係や職場において周囲のことが過敏に気になり、気を遣ってしまう傾向がある
  • HSPでつらい際は、カウンセリングや心療内科で話を聞いてもらうことも治療のひとつ
  • 自分の特性を考えた職に就くことが望ましい

 

 

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