こんにちは!梅田事業所の新谷です。
春になり、新生活も始まった方多いのではないでしょうか。
例えば、
・お子様が新生活で遠方に引っ越した
・大切に世話してきたペットが亡くなってしまった
・親友が結婚してしまい、なかなか会えなくなった
このような状況で心身共に元気が出ない方いらっしゃいませんか?
そこで今回は空の巣症候群とは?原因や症状について詳細を解説していきます!
この記事はこんな人におすすめ
この記事は次のような人にオススメ
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空の巣症候群とは?
空の巣症候群とは、子供たちが独立して家を出てから、両親が感じる孤独や寂しさ、そして無用で感情的な荷物を持ち続ける状態のことを指します。
別名「エンプティネスト・シンドローム(Empty nest syndrome)」とも呼ばれています。
主に高齢者や、40~50代の子育てが終わった母親に多く見られ、家族構成の変化や社会的孤立、介護の必要性の変化などによって引き起こされることがあります。
最近では、時代の変化と共に「父は外で稼ぎ、母は家庭を守る」という認識が変わってきております。育児に参加する父親も増えている為、近年では父親も増えてきています。
適応障害の1種で、これに伴ってうつ病や不安障害などの精神的な疾患を発症することもあります。
症状としては身体的・精神的症状の2つがありますので、下記で紹介していきます。
身体的症状
空の巣症候群は、主に精神的な問題に関連していますが、身体的な症状も現れることがあります。主な身体的症状には以下があります。
・頭痛
・動機
・不眠症
・疲労感
・不安感
・筋肉痛
・食欲不振
これらの症状が重度になると、健康への影響が出ることがあります。また、心臓病や糖尿病などの慢性的な病気を引き起こす可能性があります。
精神的症状
空の巣症候群の主な症状は、精神的な問題に関連しています。主な症状には以下があります。
・孤独感
・無力感
・寂しさ
・不安感
・焦燥感
・イライラ感
これらの症状が重度になると、自己評価が低下することや、うつ病や不安障害などの精神疾患を引き起こすことがあります。
なりやすい人の特徴とは?
空の巣症候群になりやすい人の特徴は以下のとおりです。
子どもに過度に依存する傾向がある
子どもに過度に依存する傾向がある方は以下のような思いを持たれている可能性があります。
・自己評価が低い
・自身の分身のように思っている
・育てることが生きがいと感じている
・子どもに対して過度な期待を持っている
家族に献身的に尽くすことが多い
家族に献身的に尽くすことが多いからは以下のような思いを持たれている可能性があります
・世話焼きである
・元々面倒見がいい
・頼られることが幸せと感じる
・尽くすことで幸せを感じている
・何事にも一生懸命で努力家の人
子育てに過度に没頭していた
子育てに過度に没頭していた方は以下のような思いを持たれている可能性があります。
・教育ママorパパであった
・上記が使命だと思ってノンストップで走ってきた
・いい学校へ行かせ、いい会社に就職してもらうのがゴールだと感じていた
・大人になった時にあらゆる選択肢を持ってもらいたいから色々な習い事に通わせていた
どのように対策すればよいか?
空の巣症候群から二次障害にならない為に、対処方法を知っておくことが重要です。以下項目で対処法をご紹介していきます。
新しい趣味を見つける
子どもたちがいない時間を有効に使い、新しい趣味を見つけることも大切です。
今まで子どもにかけていた時間を趣味にかけることで、新しく見つけた趣味も極められます。
社交活動に参加する
友人や知人との付き合いを深めることで、社交的な活動に参加することができます。上記の新しい趣味を見つけることも、新しい出会いに繋がるかもしれません
健康的な生活習慣を維持する
健康的な食事を摂取し、十分な睡眠を取り、運動することで、ストレスを軽減し、身体的な症状を改善することができます。
体を動かし適度に汗をかくことで自律神経も整いやすいと言われています。
子ども達とコミュニケーションを取り続ける
わざと距離を置くのではなく、電話やメール、ビデオ通話などを利用して、親子関係を維持し続けることも1つの手です。
子どもたちの方から訪問することも、親にとっては非常に励みになることもあります。
専門家によるカウンセリングを受ける
専門家によるカウンセリングを受けることで、孤独や寂しさなどの精神的な問題解決につながります。また、うつ病や不安障害などの病気を予防することもできます。
上記の事を試してみても不安だという方は専門家に話すことで少し気持ちも軽くなり、問題解決に繋がる近道にもなります。
今回ご紹介した対策はあくまでも一例であり、すべての人に合うものではないです。
そのため、あくまでも自分なりの対策を見つけていくことがとても大切です。
さらに、早めに医療機関などの専門機関や専門家へ相談することが早期解決の糸口になる可能性が高いので、早めにご相談いただくことも重要です。
まとめ
・空の巣症候群は母親だけではなく、近年父親も増加傾向にある
・精神の症状だけでなく、身体的にも症状が出ることがある
・症状が重くなると、うつ病や適応障害を引き起こす恐れがある
・真面目で一生懸命な方ほどなりやすい
・対応策を知っていることで二次障害にならないように、自分に合った対策を見つけることが大切