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発達障害はスマホ依存症になりやすい!?理由と対策について解説!

2023.06.02

病気・障害の特性

こんにちは!

就労移行支援事業所CONNECT梅田の山本です。

発達障害をお持ちの方で、スマホが手元に無いと落ち着かないという方はいらっしゃいませんか?

もしくは、

・スマホ依存症ってなに?

・スマホ依存症の対策はどうすればいいの?

といった悩みを抱いている方も多いと思います。

今回は、発達障害の方にも特に深刻な問題の一つであるスマホ依存症について解説していきたいと思います!

この記事は次のような人にオススメ
  • スマートフォンに依存している人
  • 発達障害とスマホ依存症の関係について知りたい人
  • スマホ依存症の対策について知りたい人

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発達障害とは?

発達障害とは、生まれつき脳の働き方の違いによる言語の発達に遅れが生じ、対人関係をうまく構築することができない、落ち着きがない、特定分野の勉強が極端に苦手などの特徴が現れる障害の総称です。

幼少期の検診、学生生活の中で発覚する場合や、大人になって働き出してから特性や症状を自覚するケースもあります。

発達障害のタイプによって症状の現れ方や程度も人それぞれ異なり、外見で判断がつきにくい障害です。

そのため、周りの人から理解が得られずに「話が通じない」「変わっている」「怠けている」などと勘違いされることもあり、社会生活を送る上で困難が生じます。

しかし本人や周囲の人が特性を理解し、環境を整えることで生きづらさは軽減されていくケースも多くあります。

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スマホ依存症とは?

スマホ依存症とは、スマートフォン使用における過剰な依存が日常生活や人間関係に悪影響を与える状況を指します。

スマホ依存症に陥ると、仕事や学業などの元々の目的が疎かになり、SNSやゲームといった娯楽に多くの時間を費やしてしまいます。

さらに、実際の対人関係よりもスマホを通じたコミュニケーションが優先される傾向にあり、現実生活の人間関係が希薄化することも起こります。

このような状態は、健全な日常生活や人間関係の維持に大きな障害をもたらすため、早期の対策が求められます。

また、発達障害の方は対人関係の構築が難しい傾向にあるため、スマホを通じたコミュニケーションに安らぎを感じてしまい、スマホ依存症に陥りやすいと言われています。

しかし、スマホ依存症は病気として認定されたものではありませんが、スマホに依存しすぎてしまい医療機関を受診する人もいらっしゃいます。

スマホ依存症の症状

スマホ依存症の主な症状としては以下のようなものが挙げられます。

・スマホを触らないと不安になる

・スマホがないと落ち着かない

・スマホを見ていると時間が過ぎるのを忘れてしまう

・スマホを使っているときに、周りのことが見えなくなる

・スマホを触っているとイライラする、怒りっぽくなる

・スマホが気になってしまい、仕事や学校に支障がでる。

これらの症状がある場合には、スマホ依存症の可能性があります。

スマホを使うことで、情報収集やコミュニケーションなど、便利な機能がたくさんありますが、使い過ぎることによって身体や心に悪影響を与えることがあります。

スマホ依存症になる原因は?

スマホ依存症になる原因としては、下記の要素が絡み合っていると言われています。

下記の要素が組み合わさることで、スマホの適度な利用が難しくなり依存症へと繋がる原因となります。

常時接続できる便利さ

スマホは24時間いつでも利用可能です。

情報へのアクセスが容易なため、手軽に使える利便性が依存を生み出す原因となります。

そのため、睡眠を削ってスマホに熱中してしまうケースが多く見られます。

SNSやゲームの存在

SNSやゲームは、即座に反応や評価が得られるため、ユーザーを引きつける強力な要素です。

これらのプラットフォームはユーザーが継続的に使用するよう設計されており、それが依存症を生む原因となります。

ストレスの解消

スマホを通じて

・音楽を聴く

・動画を観る

・SNSを使う

などにより一時的にストレスを忘れることができます。

しかし、これが常習化すると、スマホなしでストレスを解消する方法を見つけられなくなることもあります。

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発達障害とスマホ依存症との関係は?

発達障害の特徴として、社会的コミュニケーションや注意力、行動調整など、日常生活の様々な面で困難を引き起こす可能性があります。

それにより、スマートフォンは情報の取得やコミュニケーションを補完する道具として、発達障害のある人々にとって非常に魅力的に映る可能性が高いです。

その反面、制限のない情報アクセスや自己管理の要求は、発達障害の方がスマホ依存症に陥りやすくなる可能性を高めています。

ADHDとスマホ依存症

発達障害の中でも、ADHD(注意欠如・多動症)の特性を持つ人々は特にスマホ依存症になりやすいと言われています。

ADHDの特徴として、ドーパミンの分泌量調整が上手くできないと言われており、興味や関心があるモノに対してはドーパミンが非常に多く放出される傾向にあります。

その反面、ADHDの方はドーパミンが不足しているとやる気や集中力の低下が現れると言われております。

スマートフォンのゲームやSNSは、ユーザーが短時間で反応や結果を得られるように設計されており、ADHDの方をスマホの世界へと引き込んでしまう可能性が高いです。

そのため、ドーパミンが過剰に分泌された状況がADHDの方に続き、スマホ依存症へと陥ります。

また、ドーパミンが過剰に分泌されると、その刺激に耐性ができ、さらに強い刺激を求めるようになってしまいます。

それにより、常に脳は刺激を求めるようになり、「やめたくてもやめられない」「それがないと我慢ができない」という思考に陥ります。

スマホ依存症の対策

スマホ依存症は、スマホを「断つ」のではなく「減らす」という考え方が大切です。

そのため、発達障害とスマホ依存症の関係性について探りながらスマホ依存症を予防するための効果的な対策をご紹介します。

意識的なスクリーンタイム管理

スマートフォンの使用時間を制限することは、スマホ依存症の予防や軽減に効果的です。

以下の方法が存在します。

時間制限の設定

スマートフォンの設定やアプリを使用して、特定の時間帯にスマホの使用を制限することができます。

例えば、夜間や勉強や仕事の時間には自動的に制限されるように設定することで、自制心をサポートし、対策を行います。

タイマーの利用

自分自身に対してスマホを使う時間を制限するために、タイマーを使って時間を設定します。

30分ごとに一度、スマホから離れる時間を設けることで適度な休憩を取るという対策も可能です。

アプリの整理と通知の制限

スマホのアプリは私たちの関心や興味を引き付けるように設計されています。

しかし、これによって過剰な使用や依存が引き起こされることもあります。

上記を対策するには以下の方法が存在します。

不要なアプリの削除

スマホにインストールされている不必要なアプリを削除し、見たくない情報や誘惑を減らします。

通知の制限

アプリからの通知は我々の関心を引き付け、スマホを頻繁にチェックする原因になります。

重要な通知以外は制限するか、完全にオフにすることで、集中力を高めることができます。

代替手段の見つけ方

スマホ依存症を軽減するために、スマートフォン以外の活動や代替手段を見つけることが重要です。

代替手段に関しては、以下のアイデアが存在します。

ホビーやスポーツ

スマホを使わずに楽しめる趣味やスポーツを見つけることも対策になります。

例えば、読書、絵を描く、ジョギングなどが候補としてあがります。

社会的なつながり

スマートフォンはオンラインでの交流手段として重要ですが、現実世界での人とのつながりも大切です。

友人や家族との時間を過ごすことでスマホでは感じられない満足感を得ることも可能です。

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スマホ依存症の受診

スマホ依存症が深刻な場合は、専門家の助言や指導を受けることが不可欠です。

専門家のサポートや診断を受けることで、スマホ依存症の改善や克服に向けた具体的な手段や戦略を学ぶことができます。

現在では、WHOでもゲーム障害が認定されており、スマホ依存症も診察してもらえる病院が存在します。

その際、検索でインターネット依存やゲーム障害治療施設という旨で検索すると受診機関のリストなどが存在し、自分に合った受診期間を探すことが可能です。

まとめ

まとめ
  • 発達障害とは、生まれつき脳の働き方の違いにより、生活面にも影響がでる障害の総称
  • スマホ依存症とは、スマホの使用における過剰な依存が日常生活や人間関係に悪影響を与える症状
  • スマホ依存症は、常時ネットに繋がるスマホとの適度な距離感を保てないことにより、過剰に使用してしまうことが原因で依存症になる
  • スマホは情報の取得やコミュニケーションを補完する道具として、発達障害のある人々にとって非常に魅力的に映る可能性が高い
  • ADHDの方はドーパミンの調整が難しく、発達障害の中でもさらにスマホ依存症へ陥りやすい
  • スマホ依存症は、スマホを「断つ」のではなく「減らす」という考え方が大切
  • 専門家のサポートや診断を受けることで、スマホ依存症の改善や克服に向けた具体的な手段や戦略を学ぶことができる

 

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