こんにちは!枚方事業所の林です。
「燃え尽き症候群」という言葉を知っていますか?
燃え尽き症候群とは、
「それまでひとつの物事に没頭していた人が、心身の極度の疲労により燃え尽きたように意欲を失い、社会に適応できなくなること。それまで意欲を持ってひとつのことに没頭していた人が、あたかも燃え尽きたかのように意欲をなくし、社会的に適応できなくなってしまう状態のこと」をいいます。
(厚生労働省 e-ヘルスネット)
「仕事が楽しい!」
「自分が目指していた仕事に就けた!」
そう思える仕事に出会えたことは、とても良いことに思えます。
また、他の人以上に仕事に打ち込むのではないでしょうか。
仕事が楽しいことは楽しくないよりずっといいですし、
楽しくない仕事より長続きするでしょう。
そして、以前より目標としていた仕事に就けば
多少の無理をしてでも頑張ってしまいますよね。
けれども、もし順調であったはずが、他に要因がないにもかかわらず、
「朝起きられない」
「何をしてもやりがいを感じられない」
「人と会うのがおっくう」
「体も気持ちも疲れ果てた」
などの症状が現れているとしたら「燃え尽き症候群」かもしれません。
燃え尽き症候群になりやすい人がいることも分かっています。
なりやすい人は「真面目な人」「完璧主義」の人などがあげられます。また、過集中になりやすいADHD傾向をお持ちの方もなりやすい人といえるでしょう。
楽しいと思えるからこそ集中してしまい、1日を終えるころには疲労が溜まり、週単位、月単位、年単位で蓄積してしまうこともあるようです。
また、20代の頃は体力もあり、徹夜をしても大丈夫だったけれど、30代後半になり身体的にも精神的にも燃え尽きてしまう、ということもことあります。
「燃え尽き症候群は」は「うつ」と似ているようで、詳細の症状は異なっているので
いずれにせよ「燃え尽き症候群かな?」と感じたら医療機関の受診をおすすめします。
燃え尽き症候群を防ぐためには
・水分補給やトイレ休憩を意識して取る。
・何も考えない時間を作る。
・睡眠時間を削らない。
・食事をしっかり取る
事が大切です。
とても基本的なことですが、心身共に健康に働き続けるためには、仕事に没頭しすぎずセルフケアの継続が必要です。
仕事をしながら、同時にセルフケアも実践することは、簡単なようでバランスよく行うことは難しいものです。
もしかしたら自分の性格を考えると、燃え尽き症候群になってしまうかも?
と感じたら、まずは1日10分でもいいので自分の疲れ具合を10段階で表し、携帯のメモや手帳に記すことから始めてみてください。
疲れ具合が7以上になったら睡眠時間を30分多く取る、などの対策を考えておくと良いですね。
やりがいのある仕事を探すのと同時に、燃え尽き症候群を防ぐこともぜひ意識してみてくださいね!