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RSDとは何か?ADHDとの関連性はあるの?特徴、原因、対処法を詳しく解説します

2023.08.04

病気・障害の特性

こんにちは!CONNECTスタッフの榊原です。

夏本番になってすっかり暑くなってきましたが体調はいかがでしょうか?

茹だるような暑さがまだまだ続きますので、水分補給だけでなく塩分補給も心掛け、

熱中症にならないよう気を付けていきましょう!

さて、この記事を読んでくださっている方の中で以下のようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいますでしょうか?

・拒絶されることに強い不安がある

・RSDが何か分からない

・ADHDとの関係が分からない

今回はそのようなお悩みをお持ちの方に向けて、

RSDとは何か、ADHDとどんな関係があるか詳しくまとめていきます。

この記事は次のような人にオススメ
  • 拒絶されることに強い不安や苦痛を感じてしまう
  • RSDがどんな特性なのか知りたい
  • ADHDと関係があるのか知りたい

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RSD(拒絶感受性ディスフォリア)とは?

RSD(拒絶感受性ディスフォリア)とは、英語でRejection Sensitive Dysphoriaといいその頭文字をとったものです。

直訳すると「拒絶敏感不安症」という意味で、人から拒絶されることを過度に恐れている状態のことです。

実はADHDを持つ方の98~99%がRSDの特徴を持っていると言われています。

RSDとは正式な医学的診断名ではなく、あくまでその特徴を持つ症状の名称のことを言います。

ADHDとは?

ADHDとは日本語で注意欠如多動症といい、次のような3つの特性があります。

不注意

注意が散漫になりやすい。

その結果忘れ物をしてしまったり、遅刻をしてしまったり、

何事にも集中が出来ず飽きっぽくなってしまう。

多動性

じっとしていることが苦手で、そわそわしてしまう。

貧乏ゆすりなど常に体を小刻みに動かしてしまう。

衝動性

思い立ったら即行動してしまう。

頭の中で思いついた言葉をそのまま言ってしまう。

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RSDの特徴とは?

RSDとは次のような症状や特徴をもちます。

RSDの症状とは

RSDには次のような症状があります。

1.自分が拒絶されることに対してひどく敏感

2.いつか自分が拒絶されるのではないかと常に不安を感じている

3.拒絶された時に耐え難い精神的苦痛を感じる

拒絶されたくないというのは人間の欲求として当たり前のことですが、

拒絶されることに強い不安を抱いたり、強い苦痛を感じることがRSDの大きなポイントです。

RSDの特徴とは?

RSDの方は上記の症状から次のような特徴を持つ方がとても多いです。

1.自分自身に難しい課題を課してしまう

2.ちょっとした相手の言動に対して全否定されたかのように感じてしまう

3.感情のコントロールが難しい

4.コミュニケーションが極端になる

拒絶されるのではないかという不安から極端に人を避けてしまったり、

逆に嫌われないよう明るく頑張りすぎてしまう等コミュニケーションが極端になってしまうのが大きな特徴です。

このような症状、特徴から日常生活を送るのが難しい方も少なくありません。

RSDになりやすい人・原因とは?

RSDになりやすい人・原因は一概に決められているわけではありませんが次のような方、環境が原因になることが多いとされています。

RSDになりやすい人

・恥ずかしいと感じやすい人

・自分に自信がない人

・自尊心が低い人

上記の方は、自分に自信がないことで自分の存在自体を否定してしまい、その結果拒絶されることに強い不安を感じてしまいます。

また、自分に自信がないことで、ちょっとした相手の言動を大きく受け取ってしまうことで、

何度も拒絶されたことを考えてしまい、RSD特有の思考に陥りやすくなります

RSDになる環境要因

RSDになる環境要因として虐待やネグレクトが挙げられます。

虐待やネグレクトを受けた方は自尊心が低くなりやすく、また見捨てられることがトラウマとなってRSDになる可能性が高まります。

RSDがもたらす影響

1.人と積極的にかかわることを辞めてしまう

拒絶される不安から人と積極的にかかわることを辞めてしまいます。

そのためより孤独感が増し、うつ病や双極性障害等の二次障害を発症してしまう方もいらっしゃいます。

 

2.人に嫌われないように無理しすぎてしまう

1と逆説的になってしまいますが、積極的に人と関わるものの無理をしすぎてしまう方もいます。

その根底には「嫌われたくない」「拒絶されたくない」という思いがあります。

その結果自分自身に難しい課題を課してしまい、達成できず自己肯定感が低くなり、症状が悪化するという悪循環に入ってしまいます。

 

3.人間不信に陥りやすい

いつか人から拒絶されるのではないかという不安から他人を信じられなくなってしまいます。

周りにいる人を敵対視してしまい、自分自身に強い負荷がかかることで二次障害を発症される方もいます。

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RSDとADHDの関連性

RSDとADHDには深い関係があり、ADHDの方は98~99%の方がRSDの特性も持ち合わせているとされています。

RSDとADHDには次のような共通点があります。

1.周囲の物事に対して神経が過剰に反応してしまう

2.感情のコントロールが難しくなってしまう

3.0か1かの極端な行動をしてしまう

感情のコントロールが難しいため、少し批判されただけで拒絶感を人よりも強烈に感じてしまい、

そのことから人との関わりを絶ったり、過剰に怒ってしまったりと極端な行動をしてしまいます。

また、ADHDの子供はそうでない子供より幼少期に20000回以上批判的なメッセージを受け取っているとされています。

そのため、ADHDでない子供よりも拒絶された経験が多くRSDになりやすくなってしまいます。

このように、RSDとADHDには共通点が多かったり、幼少期の過ごし方からADHDを持つ方はRSDを抱える方が多いです。

RSDへの対処法とは?

RSDの対処法は個人の状況や症状の重さによって異なりますが、次のような方法が有効とされています。

1.投薬療法

2.感情のコントロール法を学ぶ(認知行動療法など)

3.ストレス管理をする

RSDは病気ではありませんが、不安を和らげるような薬を飲むことで症状を改善することが出来ます。

また、感情のコントロールが難しくなってしまうことから、認知行動療法で自分の感情のコントロール方法を学ぶことも有効です。

そうすることで拒絶されるのではないかという不安を軽減出来たり、小さなことを大きく捉えてしまうことを防ぐことが出来ます。

また、拒絶されてしまった際の絶望感の軽減も出来るので、RSDに効果的とされています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はRSDについて、そしてRSDとADHDの関連性についてを中心にお伝えさせていただきました。

誰もが拒絶されたくないというのは思うことは普通ですが、それが行き過ぎるとRSDになってしまいます。

RSDを克服するには自己理解、そして周りからの理解が欠かせません。

もし身の回りにRSDの方がいたら優しく手を差し伸べてあげてくださいね。

今回の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

 

 

 

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