皆さんこんにちは!豊中事業所の國原です。
暑いですね…。事業所に出勤して一番最初にすることは電気を付けるでも看板を出すでもなく、冷房の電源をONにすることです。
暑い日が長く続くと、イライラしませんか…?
気温の変化で自律神経が乱れることで悲しくなったり怒りっぽくなったりと気持ちの浮き沈みが多くなるきっかけになります。
怒りの感情を持つことはとてもエネルギーが必要になりますね。そこで本日はアンガーマネジメントについてご紹介します!
怒りをコントロールする「6秒」
アンガーマネジメントと合わせてよく聞くのは「6秒」という数字ではないでしょうか。
怒りのピークを感じるのが怒りを感じてから6秒というだけなので、頂点を過ぎたとしてもイライラする感情は残ります。
この6秒は「なぜ私は怒っているのか、どのようにこの気持ちを伝えたら良いのか」を考え、衝動をコントロールする時間のことを指します。
本日は自分の怒りをコントロールする事で、衝動的に気持ちを伝えて相手を傷つけたり、思っていない方向へ進まないためにこの6秒間の使い方をお伝えします。
怒りの正体を知る
怒りは自分を守るための防衛感情と言われております。
自分のもっている「~べき(理想)」の価値が裏切られる、大切にしているものを否定されるなど自分の価値を守りたいと感じることで防衛感情である怒りが沸き起こります。
例えば、大切な家族に対して否定的なことを言われる、自分が頑張っていることを冷やかされる…などが挙げられます。このように自分の持つ理想と現実にギャップが起こることが怒りの正体なのです。自分の持っている「~べき」を知ることが怒りを上手にコントロールする第一歩です。
言い換えると怒りを感じた時は自分の「~べき」を知るチャンスです!
自分の価値を知ることは自分を客観視することに繋がります。「そっか~、今自分は○○と言われて怒っているのか!」と気付き、衝動的に不用意な発言をしてしまうことを防ぐことができます。
自分の怒りのスイッチを知る
この「~べき」は人それぞれです。みなさんはどんな「~べき」を持っていますか?
ちなみに私は…
自分から挨拶をするべき、ありがとうとごめんなさいは先に言うべき…などなど挙げるとたくさん出てきます。すべて家族から言われていたことですね( ;∀;)
ということで、自分がどんなことで怒るのかは人それぞれです。
ここで私がおすすめするのが「自分の怒りスイッチに名前を付ける」ことです。
私の場合は…家族に「お母さん怒りすぎ~(苦笑)」と言われる→「怒りイジリスイッチ」(多分週2~3で言われてます)
このように、怒りを発動させる事柄について自覚することが大切です。
そして、その怒りスイッチを押しているのは、他人や家族でもなく「自分」であることを自覚しなければなりません。
誰かに押されるのはではなく、誰でもない自分が「怒ること」「怒りを表出すること」を選択しているのです。
自分の気持ちをアイメッセージで伝える
怒りの感情は人間の標準装備です。
怒ることは決して悪い事ではありません。その感情を上手に扱い、相手へ誤解のないように自分の気持ちを伝えることが出来れば良いのだと私は考えます。
アイメッセージは最も効果的に他者へ気持ちを伝える技術であり、自分と相手の感情のどちらも大切にする伝え方です。
方法は簡単です。主語が「私」で「自分の気持ち」を伝え、最後に「お願い」する文章になれば良いのです。
例:連絡せずに遅刻してきた同僚がいる場面
NG:「なんで遅刻するのに連絡してこないの?」
OK:「私は連絡がないと心配だから遅刻する時は連絡もらえる?」
NG例は否定的で責められているように感じ心理的負担を感じる人もいます。
理由も聞かずに一方的に言われたことで、嘘をついたりごまかしたりすることにも繋がります。
OK例だと相手も嫌な気持ちにならずに起きた事象を正しく受けとめ反省し、次回以降の行動を改めるきっかけになるかもしれません。
本日は、簡単ではありますがアンガーマネジメントについてご紹介しました。
こねくとでは、最後にご紹介したアイメッセージやアサーションについても学ぶことが出来ます!!
テキストで学んだりグループワークで実践することで身に付きやすく、就職後にも役立つ内容となっております。
気になった方はぜひお近くの事業所にお問い合わせください!