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適応障害になりやすい人とは? その特徴と予防策を解説!

2023.09.15

病気・障害の特性

こんにちは!

就労継続支援B型事業所CONNECT Work天王寺の須貝です。

9月に入りましたが、まぁだまぁだ暑い日が続いていますね~(;´∀`)

そして9月といえば何といってもお月見ですが、2023年の中秋の名月は9月29日(金)だそうです!

今年は綺麗に見えるのでしょうか…

 

前置きが長くなりましたが、季節の変わり目に差し掛かってくるということで気候の変化に加えて

・人間関係

・環境変化・人生の転機

・健康状態

これらの要因から常日頃より強いストレスを感じていらっしゃるかもしれないですね。

そこで今回はストレス社会の現代において増えてきている「適応障害になりやすい人」というテーマでお届けします!

この記事は次のような人にオススメ
  • 適応障害とはどのような病気か知りたい人
  • 適応障害になりやすい人の特徴について知りたい人
  • 適応障害を防ぐために何をすればよいか分からない人

オススメ動画はコチラ▼

適応障害とは

適応障害とは、ある特定のストレス源(就職、結婚、離婚、人付き合い…など)の状況に対応できず、行動や心境に支障をきたす病気のことです。

症状が類似しているうつ病と違う点としては以下の通りです。

・うつ病はストレスがきっかけになることもあるが、脳の一部分に障害が起こっている状態なのでストレス源を取り除いても必ずしも治る訳ではない

・適応障害は、ストレス源を取り除けば6ヵ月以内の改善が見込まれる

適応障害の種類とその症状

適応障害はストレス反応によって心と体、行動に様々な症状が見られます。

主な症状としては大きく以下に分類されます。

①抑うつ気分
→ うつ病に似た症状(悲しみ、無気力、希望感の喪失など)

②不安気分
→ 過度の心配から神経過敏、不安、イライラなどが生じている状態

③抑うつと不安が混合
→ 抑うつ気分・不安気分の両方の症状(主に体の病気から派生する)

④素行の障害
→ 規則違反や反社会的といった問題行動を引き起こす症状(暴言、暴力、万引き、交通ルール違反など)

⑤引きこもり
→ 環境変化に対応出来ず、外に出られず引きこもりとなる状態(子どもの適応障害に多くイライラや暴力、場合によっては赤ちゃん帰りといった症状が起こる)

⑥身体的愁訴
→ 不安や緊張が高まり、疲労感・発汗・動機・下痢などの身体症状が生じる。

特有の症状があるわけではなく多岐に渡っているが故に、この病気の診断を分かりにくくしています。

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適応障害の診断と治療

適応障害の診断は、患者の相談(現在の病状)を医師や心理療法士といった専門職による面談によって行われます。

また、適応障害の症状は個別性が高い事もあり、面談では患者の生活習慣・行動パターン・感情の変動などを詳しく調査して診断を行ないます。

治療については下記の3つの治療法が用いられます。

①カウンセリング

②薬物療法

③生活療法

環境調整や薬物療法の経過によって差は多少ありますが、通常は2~3ヵ月で症状は徐々に改善していきます。

もし、症状の停滞・憎悪が見られる場合には専門職と相談しながら治療方針の見直しについても検討していきます。

適応障害になりやすい人の特徴

冒頭でも軽く触れましたが、適応障害は誰しもなりうる病気ではありますが同じ状況・環境でも「なりやすい人」「なりにくい人」の個人差はあります。

次からは適応障害になりやすい人の特徴について触れていきます。

精神的な特徴

適応障害になりやすい人は、真面目で几帳面かつ自己評価が低くなっている人の割合も多いです。

そのような人は周囲の期待に応えようとしたり自己犠牲の精神が強く、自身に課せられた重圧のストレスに対して適切に対応できない傾向があります。

生活環境の特徴

家庭内の問題、財政的な問題、社会的孤立といった生活環境に置かれている人は、心休まる時間が取れないがために焦燥感とストレスに苛まれる状態に陥りやすいです。

対人関係の特徴

他者からの評価を気にして自分自身に安心感を得たいと思っている方は、人間関係のストレスに苛まれやすいです。

これは日本人の約2割が持っている特徴でありますが、自身での心身コントロールが効かなくなると適応障害へのリスクが急激に高まります。

性格的特徴

適応障害になりやすい人は、「自分が良い人でなければならない」との思いが強い傾向にあります。

職場や家庭でも完璧な自分でなければならないと思うがあまり、気持ちが休まらずに適応障害の発症リスクが高まります。

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 適応障害の予防策と対策

適応障害を予防するためには、日常生活において自身の心身状態を正しく把握し早期対処していくことが大事です。

ここからは、適応障害の予防策と対策についていくつかの方法を見ていきます。

ストレス管理

適応障害は特定のストレスから起因して発症する為、適切なストレス管理が必要です。

ストレス管理技術には以下の方法があります。

・マインドフルネス(深呼吸、瞑想など)といったリラクゼーション

・運動(自宅の掃除は、適度な運動かつ気分転換にもなりオススメ)

・十分な睡眠(出来るなら6時間以上)

・バランスの良い食事(1日3食、出来るだけ同じ時間で)

・ネガティブな思考方法の置き換え

メンタルヘルスのケア

適応障害は、ストレスによる精神的な健康問題であるため、メンタルヘルスの維持が重要です。

自己ケア、適切な休息、趣味や楽しい活動への参加などを通じて、メンタルヘルスを良好な状態を維持しましょう。

また、必要に応じて、心理療法士やカウンセラーと相談することも重要です。

ソーシャルスキルの向上

家庭・職場・友人・恋人など自身の人間関係を良好な状態にすることは予防に役立ちます。

コミュニケーションスキルの向上、感情の表現の練習、問題解決のスキルの向上などをする事により、周囲との適切な距離感を保ち安心感を得る事も効果的です。

早期対策と治療

適応障害の初期症状に気付いたら、早期に対策をとることが重要です。専門家に相談し、必要な場合には治療を受けることです。

これにより、ストレス源からの心身症状が悪化するのを防ぎ、より早く改善することが可能です。

適応障害の影響とその重要性

適応障害は日常生活や職場での生産性に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

例えば、適応障害の症状により仕事や学校のパフォーマンスが低下したり、人間関係が困難になることがあります。

また、慢性化して重症化すると自殺企図や精神疾患(うつ病、双極性障害など)へのリスクが高まる可能性もあります。

 まとめ

まとめ
  • 適応障害は特殊な精神疾患でなく、自分の置かれた環境に適応できないストレスによって健康と病気の間にある状態
  • 原因のストレス源については適切に向き合って耐性を高める事も大事だが、逃げる(避ける)ことも大事
  • 適応障害は環境、思考の癖などによって発症するリスクは個人によって異なる。普段からの予防も重要
  • 適応障害になってしまった場合は、十分な休養を取りつつ適切な治療を行う

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