はじめに
お疲れ様です!豊中事業所の荒木です。
今日は私のストレス発散方法「片付け」についてお話します!
片付けとは、いらないものを捨てる、整理すること。整頓(使いやすいよう物の配置を変える)、掃除(ほこりや汚れを取る)とは少し違います。
私は元々片付けが苦手で、自室は足の踏み場もないほど散らかっていました。学生だったある日、自室で昼寝をしていた私を見て祖父が呟きました。「ここはゴミ箱やな」と。私はゴミ箱に寝ている…?とショックを受け、手にしたのが本「人生がときめく片付けの魔法」でした。
以来色々な片付けに関する本を読み、「片付け」にハマってしまいました。そんな「片付け」についてお話していきます!
「人生がときめく片付けの魔法」って?
2010年に出版された、片付けコンサルタント近藤麻理恵さんによる本です。ベストセラーとなり、現在は世界で累計1400万部以上発行されています。その片付け方の一部を紹介します!
片付けのルール
1.片付ける前に理想の生活をイメージする
モノを仕分け、決まった場所にしまう…片付け自体は簡単な行為です。片付けられないのは、精神的な部分が大きいと言えます。まず自分がなぜ片付けたいか?どんな生活を送りたいか?を具体的に挙げていきます。
2.場所別ではなく「モノ別」に片付ける
まず台所、次はリビング…のような「場所別」ではなく、「モノ別」に片付けます。
モノというのは、例えば「服」「本」「書類」などです。
「服」ならまず家の服すべてを集めて床に積み上げます。(そして山の大きさにショックを受けます)そして一つずつ、いるモノかいらないモノかを判断していきます。「まず服から」等、片付けるモノの順番も本に記述されています!
3.実際に触って「ときめくかどうか」で判断する
服であれば広げてみたり、本であれば表紙を触ったりします。「ときめくかどうか」を確認し、シンプルに「ときめくものは残して」「ときめかないものは捨てて」いきます。音楽もかけず、集中してモノと自分と向き合う…自己との対話と言っても過言ではないです。
4.短期間で片付ける
上記を「一気に」「短期間で」「完璧に」終わらせます。
一気に部屋の様子が変わることで、自分の意識や行動が変わる効果があるからです。片付けには時間をかけず、その後の生活を大事にしようという意味もあります。
確かに「一気に捨てる」を経験すると意識が変わります。初めて「片付け」をした時には、6畳の部屋からゴミ袋20袋以上のモノを捨てました。片付けてみて、実際どんなメリットがあったのか?についても述べてみます。
片付けるメリット
「片付け」を通じて具体的に感じたメリットについて挙げていきます!
単純に掃除が楽になる、物を探す手間が省ける
物理的に物が減り、掃除が楽になります。例えば床に物が置いていないので、掃除機をかけやすい等。また何より物を探す手間が省けます。物が見つからないストレスから解放されたとも言えます!
モノを買わなくなる
同じものをたくさん買うことが無くなります。(似た衣服や消耗品を買い込むことありますよね)
また自分に合ったもの、ときめくものだけを買うようになります。「モノを捨てるなんてもったいない!」と言われそうですが、かえって選んだモノを大事にするようになります。好きなモノ、大事なモノに囲まれた生活って素敵だと思いませんか。
「足りている」感覚を持つことができる
片付けを通じて一気にモノが減ると、「これだけモノがあれば十分やっていける」というラインを知ることができます。「足るを知る」感覚でしょうか。仮に何かモノが無くても「~に買いに行くこともできる」「なくてもなんとかなる」とおおらかになった気がします。
「今の自分に大切なもの」を選ぶ力がつく
近藤さんはモノを捨てられない原因を「将来への不安」と「過去への執着」の二つに分類しています。例えば前者は「いつか着るかもしれない服」、後者は「誰かからもらったプレゼント」などでしょうか。「今の自分には似合わないな」「あの時はよかったな」等後ろめたさを感じるモノかもしれません。不安や執着だけでなく、「他者や世間の評価」周りからこう思われたい、こうあらねばならない…そういった基準でモノを選ぶこともあるのではないでしょうか。
「片付ける」ことは「今の自分がときめくものを選ぶ」作業です。重要視するのは「今の自分」です。
「今の自分に大切なもの」を選ぶ、その選択の連続が「自分らしく充実した生活」に繋がると感じています。
やりたいことを実行できる
片付けることで「ときめくもの」が残ります。それが今の自分の本当にやりたいことや望んでいることかもしれません。反対に何もないとすれば、それは新しいことを始める余白になるかもしれません。
便利な世の中でもあるのですが、今はモノも情報も身近にあふれています。だからこそ私は、何かに行き詰ったときはまず片付けるようにしています。
すっきりした状態でこそ、新しいことや本当にやりたいことを始める力が湧いてきます。
まとめ
片付けの方法やそのメリットについて述べてみました。
片付けについて、発達障害で悩まれている方にもオススメできるのではと考えています。例えば発達障害の方には、片付けが苦手だったり、マルチタスクが苦手だったり、情報の整理が苦手だったりする方が多いです。「片付け」とは、まさに自分と向き合って、身の回りを整理して、いらない情報やモノを手放して、優先順位をつける方法だと考えています。
気分転換もかねて、まずは一度身の回りを片付けてみるところから初めてみてはどうでしょうか?
ぜひ興味があれば「人生がときめく片付けの魔法」を読んでみてください!
ご読了ありがとうございました~!