皆さん今日は。枚方事業所の林です。
最近、カウンセリングを受けてみたいと前から思っていました、と相談や通所をされる方が少しずつ増えてきたように思います。
公認心理師と記載されていることが影響しているのかな?と勝手に推測しています。
コロナ禍を経てオンラインカウンセリングの裾野がぐっと広がって、利用をしたことがある方も増えていますね。形式もビデオ通話・電話・チャットなどいろいろあるようです。
一方で、色んな人が同じようなプロフィールを書いていて、どのカウンセラーを選んだら良いのか分からないといった声も実際あるようです。そういったサイトを勉強のために私も見てみたりするのですが、確かに写真とプロフィールだけでは選び辛いものだなと感じました。
対面でもオンラインでも、相性が合うかどうか、このカウンセラーに自分の悩みなどを話してもいいと感じるかどうかが分からないままにお試しであっても「受けてみる」ことにはやっぱりハードルが大きいように思います。また、オンラインのビデオ通話でのカウンセリングは保険適用されるカウンセリングと比べると費用が高いのもネックになります。
カウンセリングというと、悩みを聞いてほしいというものから、問題を短期で解決したいから受けるというイメージもあるようです。
悩みをただ聞いてほしい、という場合は数回のオンラインカウンセリングで十分かもしれません。
問題を短期で解決したい!という場合は、そういったことが可能な場合もありますが、問題の根底にこれまでの育ってきた環境による影響やトラウマがある場合などは、じっくり時間をかけることが望ましいことが多いです。そして、そういったカウンセリングには、臨床心理士もしくは公認心理師の資格を持っているカウンセラーが望ましく、また十分な経験を持っていることが必須となります。
とはいえ、「カウンセリングを受けたい」という言葉の裏にはその他にもいろんな動機があると思います。
例えば、
「自分に自信がないから自信をつけたい」
「職場の人間関係がうまくいかない」
「もう少し前向きになりたい」 などなど。
そういった動機に対して、実は
就労移行支援事業所で
心理的なカウンセリングのノウハウに
基づく支援を受けることが効果的な場合が多いと常日頃感じています。
現在の私の業務の中心は就労に向けたサポート全般であり、カウンセリングだけを行っているわけではありません。
ただ、週1回の面談では心理的なカウンセリングアプローチを用いて(いつもではありませんが)お話させていただくようにしています。
そして、その際にとても役に立つのが、お話をさせていただく利用者さんの「普段の様子」を訓練の中で見ている、という点です。
個別訓練での様子・集団での様子・グループワークでの様子・実習での様子など、面談で共通の話題として話すことのできる場面がたくさんあります。
「カウンセリングを受けたい」という動機によっては、こういった実際の場面のフィードバックやそこから得られる情報に基づいた面談(カウンセリング)を行うことの方が有効であると思います。
就職したい!カウンセリングを受けたい!
両方ともご希望される方のご相談を是非お待ちしています!!