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就労移行支援に向いている人とは?サービスの特徴や選び方も解説!

2024.09.06

福祉制度

こんにちは!就労移行支援事業所CONNECTの福盛です。

これから仕事をするために就労移行支援で訓練したいと考える人は多いと思います。

今回は就労移行支援に通われたい方に向けてどのような人が向いているのか、
「就労移行支援に向いている人の特徴」について解説します。

この記事は次のような人にオススメ
  • 就労移行とはどのようなサービスか知りたい方
  • 自分が就労移行に向いているか知りたい方
  • 一般就労を目指しているが、今すぐに就職することに自信のない人

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就労移行支援とは?

就労移行支援に向いている人の特徴に入る前に、
就労移行支援とはどのようなサービスなのかを解説いたします。

概要

就労移行とは、障害者総合支援法に定められた事業で、一般就労を希望しているものの、
障害などによりそれが難しい方を対象に就労に必要なビジネスマナーや資格などの
スキルを学び就労に向けて訓練を行う事業を就労移行支援事業と呼びます。

就労移行支援事業所は、生産活動や職場実習などの機会の提供を通じた就労に必要な知識や
能力の向上のために必要な訓練、就労に関する相談や支援を行います。

生産活動(工賃が発生する仕事)があるかどうかは事業所によります。
どちらかと言うと、「労働」というよりは「訓練」をする場となります。
職場実習などを通じ、一般就労を目指します。

対象者

①一般就労を希望する方
②18歳から65歳未満の方
③身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病のある方

就労移行支援事業所の利用期限

原則として2年間の利用となります。ただし、3年目が認められる場合もあります。

就労移行支援事業の利用料金

就労支援事業は、障害福祉サービスの1つですので、前年度の世帯収入(本人と配偶者)によっては利用料金が発生することがあります。
利用料金が発生する場合、利用料の1割が自己負担となります。
ただし、自己負担額には上限があり、収入によって上限額も変わります。
利用料金は、利用日数に応じて計算されます。

(注1)3人世帯で障害年金1級受給の場合、収入が概ね300万以下の世帯が対象となります。
(注2)収入が概ね600万以下の世帯が対象となります。
(注3)入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム、ケアホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合、一般2となります。

就労移行支援の利用料金ついては、下記の記事にて詳しく解説しておりますので是非ご覧ください。

【関連記事】就労移行支援の利用料は?交通費などの補助制度もまとめて解説

就労移行支援に向いている人

就労移行支援について解説したところで、本題の就労移行支援に向いている人の特徴について
解説していきます。下記に向いている人の特徴をまとめています。

・体調を安定させたい人
・しっかりと準備をして転職をしたい人
・未経験の職種への就職や転職を希望している人

それぞれについて詳しく解説します。

体調を安定させたい人

就労移行支援は、企業で働く予行演習になるように週の4日から5日の通所が目標とされています。

どれだけ素晴らしい専門的なスキルを持っていたとしても、体調をすぐに崩してしまったり、
早退や欠勤を繰り返したりしていては、長く働き続けることができません。

また、通所日数が少ないと2年間通所したとしてもプログラムを十分にこなせず、
スキルの習得を含む転職の準備が進まず、不十分な状態になってしまいます。

就労移行支援事業所では、体調や生活リズムの安定を目指すプログラムが提供されています。
就職、転職に向けてしっかりと体調や生活リズムを安定させたい人は向いているでしょう。

また、体調が不安定な状態が続く場合は、まずは「就労継続支援」で自分の体調に合わせて
働くことに慣れていくのがおすすめです。

しっかりと準備をして転職をしたい人

就労移行支援の通所期間は最大2年間あります。人によっては、2年間の通所期間を待たずに、
より短い期間で就職や転職することも可能です。

しかし、短い期間で就職や転職するためには就職活動・転職活動を開始する時点で、
希望する職種に関する経験や業務スキルを持っていることが求められることが多いです。

なので、就労移行支援はじっくりと時間をかけて、十分な準備を整えた上
就職や転職をしたいと考える人が向いています。

そのため、早く就職や転職をしたいという人には、就労移行支援の利用はおすすめできません。

未経験の職種への就職や転職を希望している人

就労移行支援では、多様な業務スキルを習得することができますが、
基礎レベルのものが中心になることが多いです。

そのため、就労移行支援は、働いた経験がなく不安な人や就職活動がうまくいかなかった人
未経験の職種への就職や転職を希望している人が向いていると言えます。

また、コミュニケーションやビジネスマナーなどの社会人の基礎も学べるので、
しっかりと基礎を身に着けたい人にもおすすめです。

就労経験が豊富だったり、希望する職種の実務スキルが十分の場合は、
実務経験のある人にとっては、物足りなく感じるかもしれません。

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就労移行支援の選び方

就労移行支援事業所は事業所により提供されているプログラムが異なることはもちろんですが、
事業所によって雰囲気も大きく異なります。

就労移行支援に向いていると感じても実際に通所される事業所に合わない可能性もあります。
そのため、自分自身に合った事業所選びが重要になります。

事業所を選ぶ際には、以下のようなポイントを考慮することが重要です。

①特徴やサービスから選ぶ

障害の種類に応じたサービスが提供されているか

障害の種類や度合いによって、利用者が必要とするサービスは異なります。

例えば コミュニケーションに課題を感じている人が就労支援を受ける場合は、
ビジネスマナーの習得やコミュニケーション能力の育成に特化した事業所がおすすめです。

さらに、自分の障害特性に応じた事業所を利用することで、自分の好みや長所に合わせた職場が
見つかりやすくなります。そのため、障害の種類や度合いに応じたサービスが
提供されているかを確認することはとても重要です。

専門性が高く、自分が興味を持っている分野に特化したサービスが提供されているか

就労移行支援事業所の中には、ITなどの専門分野に特化したサービスを
提供している施設もあります。将来自分が就職したいと考えている業種がある場合、
その分野に特化した事業所を利用することがおすすめです。

こうした施設では就職に必要な基本の社会的スキルを学べるだけでなく、それぞれの分野の
専門的知識を合わせて学ぶことができるため、自分のペースで資格取得や就職を目指すことが
できます。

心地よい雰囲気があるか

就労移行支援事業所で支援を受けながら就職を目指すためには、利用者にとって施設内の雰囲気が
心地よいものであることが非常に重要です。

利用者にとって施設の雰囲気や他の利用者、支援員との関係性は就職を
目指すうえでとても重要です。

実際に見学や体験、支援員との面談を通じて、「ここなら安心して通えそう」と思えるような
事業所を探すことが大切です。

②就職実績や就職後のサポートから選ぶ

就労移行支援事業所を選ぶ際には、就職実績や就職後のサポートを確認することも重要です。

就職実績の確認、職業定着率は重要

各事業所の就職実績を確認することで、その事業所の提供するサービスが
どれくらい効果的なのかを知ることができます。

また、就労移行支援事業所を選ぶうえで最も大事なことは「職業定着率」です。
職業定着率とは「入社から一定期間後にも働き続けている人の割合」を示します。

就労移行支援事業所の就職実績は、その事業所がどの程度就職まで導けているのかどうかを
把握する上で重要な指標です。過去の成果を確認することで、その事業所がどのようなサポートを
提供しているかや、どの程度の効果があるかを知ることができます。

また、就業実績が良い事業所は、将来的にも就職に成功する可能性が高いため、
選択の際の参考にすることができます。

就職後のサポートが行われるか

就労移行支援事業所によっては、就職先が決まって事業所を卒業した後も、
定期的なサポートを受けられるサービスが提供されます。

このようなサービスを「定着支援」といいます。

具体的には 定期的な面談などを通して、利用者から就職後の悩みやトラブルの相談を聞き、
会社に対して相談や助言などの支援を行うサービスです。

就労移行支援の利用の流れについては、下記の記事にて詳しく解説しておりますので是非ご覧ください。

【関連記事】就労移行支援支援を利用して就職するには?就職までの流れをわかりやすく解説

まとめ

それでは、今回のまとめです。

まとめ
  • 体調を安定させたい人
  • しっかりと準備をして転職をしたい人
  • 未経験の職種への就職や転職を希望している人

ここまで就労移行支援とは何か、就労移行支援に向いている人について解説いたしました。

就労移行支援事業所は事業所により提供されているプログラムが異なることはもちろんですが、
事業所によって雰囲気も大きく異なります。自分自身に合った事業所選びが重要になります。

就労移行支援に通われたい方の参考になれば幸いです。

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