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自分に合う仕事とは?特性別に見る適職と探し方!

2025.02.26

病気・障害の特性

こんにちは!

就労移行支援事業所CONNECTです。

発達障害の方で自分の不得意なことについて悩まれている方がいらっしゃると思いますが、見落としてしまっている得意なことはありませんか?

今回は発達障害の方が得意とすることに焦点を当て、おすすめの仕事を紹介します。

この記事は次のような人にオススメ
  • 発達障害(ADHD、ASD、LD)があり、自分の長所が分からない方
  • 発達障害の特性により、仕事に悩みを抱えている方
  • 発達障害があり、どんな仕事が向いているか迷っている方

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発達障害者の長所

発達障害とは、注意欠陥多動性障害、広汎性発達障害、学習障害など、脳機能の発達に関する障がいのことをいいます。発達障害のある方は、他者とのコミュニケーションを苦手とする方が多いため、学校や会社などで人間関係を築いていくことに苦労している方がたくさんいますが、反対に発達障害による優れた特性で活躍している方もたくさんいます。

・ADHD(注意欠陥多動性障害)

ADHD(注意欠陥多動性障害)の方は集中力を継続することが困難、落ち着きがない、考える前に衝動的に動く、などといった特性があります。タスク管理が苦手なため大事な予定を忘れてしまったり、黙々と一つの作業を続けたりすることが得意ではありません。ただ、好奇心が旺盛で発想力が豊かという特性もあり、その新しいものを生み出す能力がADHDの強みです。仕事で何かの壁にぶつかったときには、新しい発想で問題解決をしたり、画期的なアイディアで新商品やイベントの企画を提案したりすることができるなど、創造性を活かして働くことができます。

・ASD(自閉スペクトラム症)

ASD(自閉スペクトラム症)の方は人と視線を合わせたり、表情や身振り手振りといった非言語コミュニケーションが苦手で、自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを汲み取ることが難しいという特性があります。また、感覚過敏で大きい音や強い光が苦手という方もいます。強いこだわりを持っていて、ルールや手順を大切にするため臨機応変な対応が苦手という面がありますが、同じ特性により、決められたルールに従って丁寧に作業を進められるという強みがあります。ルーティン化した仕事や細かい確認作業など、集中力が必要な業務で能力を発揮することができます

・LD(学習障害)

LD(学習障害)の方は「読む」「書く」「計算する」「推論する」などの特定の分野が極度に苦手といった特性があります。ほとんどの能力で目立つ落ち込みがなく、限定的な分野でのみ苦手さが顕著にみられるというのが特徴です。学校生活で周りと同じように進められないことから子供の頃に気が付く人が多いですが、社会に出て仕事をする上で困難なことがあり、大人になってから気が付く人もいます。LDの場合、特定の分野が苦手ということなので、その分野を除くことが可能な仕事であれば実力を発揮することができます。また、読むことが苦手な人(ディスレクシア)は、空間全体を把握する能力「視空間把握能力」が高いと言われています。

発達障害のある方に向いている仕事は?

上記で説明したように、それぞれの発達障害には短所があれば長所もあります。その長所を活かして働けるオススメの仕事をご紹介します。

・ADHD(注意欠陥多動性障害)

行動力や発想力、創造性を活かせる仕事がオススメです。例えば、デザイナー、プランナー、料理人など、発想力や創造性をもとに行動し、それを形にしていく仕事です。ADHDの人が苦手とするデスクワークなどの黙々と同じ作業を続けるといったことが少なく、身体を動かしながら作業ができる点も向いている理由の1つです。

他には、提案力と行動力を必要とする営業の仕事にも向いているといわれています。発想力や想像力を活かして、新たな視点の解決策やアイディアを生み出すことができ、行動力の高さから、そのアイディアを形にすることができます。

また、ADHDの方は興味のあることに対して物凄く高い集中力を発揮するので、自分の興味があることを見つけるのも自分に合った仕事を探す近道になると思います。

・ASD(自閉スペクトラム症)

作業がルーティン化していて、集中して1人で黙々と進められる、経理、製造業、プログラマーなどがオススメです。例えば、経理の仕事は数字を扱う作業が多く、丁寧さや正確さが重視され、基本的にはマニュアルに沿って進めることができます。また、社外の人との接点が少ないという点も他者とコミュニケーションが苦手なASDの方にとってストレスが少ない仕事といえます。

また、ASDの方は論理的思考力が高いといわれているので、コードを書いてシステムやアプリの開発をするプログラマーの仕事にも向いています。指示や要望をきちんと理解することや、プロジェクトの規模によってはチームで動く場合もあるので、周りとのコミュニケーションを必要とすることもありますが、最近では在宅勤務が認められているところも多い職種のため、自分の作業は周囲の環境を気にせず黙々と作業ができるといった点で働きやすい仕事です。

・LD(学習障害)

LDの方には、文字の読み書きや計算などが業務にあまり含まれない、清掃業や大工の仕事がオススメです。また、視空間把握能力が高い人の場合は目で見た情報から、物の位置や大きさ、形など全体を頭の中でより正確にイメージすることができるため、カメラマンやイラストレーターなどのクリエイティブな仕事にも向いているといわれています。

LDの場合は、その人が苦手なことを排除できる仕事や職場を見つけることが大事です。そのため、一見向いていなさそうな仕事でも何かのツールを利用することで無理なく働ける可能性があります。例えば、文字を書けない人の中にはパソコンやタブレットであれば入力できるという人がいて、その場合は手書き作業が発生しなければ問題なく働くことができます。他にも、指示やリクエストをボイスレコーダーで録音させてもらう、文章の読み上げソフトを利用するなど、自分の苦手なことをきちんと理解した上で、苦手なことを除いた働き方ができないか検討してみましょう。

【関連記事】発達障害の方に向いている仕事とは?自分らしく働ける仕事を探すコツも紹介▶

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発達障害のある方に向いている仕事の探し方は?

障害の有無に限らずどんな人にも共通することですが、就職・転職活動には徹底した自己分析が重要です。そして障がいがある場合、得意不得意がより顕著に表れることが多いため、得意なこと、不得意なことをしっかりと自分で認識する必要があります。得意なことを活かし、不得意なことには合理的配慮が受けられる、そのような仕事、職場を探していきましょう。探し方には、以下のような方法があります。

転職サイトを利用する

一般向けの転職サイトも利用可能ですが、障がいのある方向けの転職サイトがあります。やりたいことや条件面なども含め、自分一人で就職活動を進めたい人に向いている探し方です。自分でプロフィールの作成を行うため、資格やスキルを持っていることを前提とした仕事や、その職種・業種で経験や実績がある方は比較的進めやすい方法です。

ただ、エントリー後も自分で企業とやり取りをして、各企業との面接日などスケジュールを組んでいく必要があるため精神的にも余裕を持って活動できる状態のときが望ましいでしょう。

ハローワークや転職エージェントを利用する

精神的、体力的にも就職活動ができる状態だけど、自分にはどのような仕事が向いているのか分からないという方はハローワークや障害者専門の転職エージェントなどの利用がオススメです。障がいのある方の就職のノウハウなども持っているいるので、障がいの特性などを踏まえて客観的なアドバイスをもらうことができ、専門スタッフに相談しながら就職活動を進めることができます。

会社側に直接確認しにくいことを確認してもらったり、条件面やスケジュールなどの調整を代わりに対応してもらえたり、というメリットもあります。

就労移行支援事業所を利用する

今現在就労しておらず、一般企業へ就職を目指すために必要なスキルを身につけながら生活リズムを整えたい、という方には就労移行支援事業所の利用がオススメです。就労移行支援事業所は就職するための学校のようなもので、応募書類の作成や面接準備のアドバイスをもらうといった就活のサポートに加え、コミュニケーション能力や職業スキルの訓練をしながら就職活動を進めることができます。専門スタッフと時間をかけて訓練を進めていくので、これまで自分では気が付かなかった長所や、短所の活かし方など、新たな能力を発見できる機会になる場合もあります。

また、就職後も職場定着支援として、実際に働く中で出てきた悩みや問題を相談することもできるので、長く働き続けるためのサポートを受けることができます

【関連記事】就労移行支援事業所の選び方とおすすめの探し方について解説!▶

まとめ

仕事の探し方について3つご紹介しましたが、自分一人で探す場合でも、どこかの機関を利用する場合でも、まずは自己分析が大切です。より自分の希望が叶えられる仕事ができるよう自分の長所・短所、やりたいことや譲れないことなど具体的に人に伝えられるように整理しましょう。

最後にこの記事のおさらいです。

まとめ
  • 自分の障がいの特性を理解し、短所だけでなく、長所にも目を向けて仕事を探す。
  • 一人で悩まず、就労移行支援事業所などの専門機関を利用することも選択肢に入れる。

 

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